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峯田和伸&麻生久美子、リリーの“アフレコぶち壊し”を暴露するも「声に深みがある」

2018年1月30日 23:35

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峯田和伸&麻生久美子
峯田和伸&麻生久美子

[映画.com ニュース] ストップモーションアニメ「ぼくの名前はズッキーニ」のプレミア上映会が1月30日、東京・新宿ピカデリーで行われ、日本語吹き替え版で主人公ズッキーニの声を担当した峯田和伸、ズッキーニの友だち・カミーユ役の麻生久美子が上映前の舞台挨拶に登壇した。

映画は、母親を亡くした9歳の少年ズッキーニが、新たに暮らすことになった孤児院で、自分の居場所を見つけていく物語。第89回アカデミー賞で長編アニメーション部門にノミネートされ、アヌシー国際アニメーション映画祭では最優秀賞と観客賞、フランスのアカデミー賞といわれるセザール賞では最優秀長編アニメーション賞と最優秀脚色賞を受賞している。

声優初挑戦となった峯田は「僕だけ本番の前にリハーサルをやったんですけど、その時は全然上手くいかなかった」と謙そんすると、麻生は「いや、本番はすごかったですよ? タイムコードぴったりにセリフを言うんです。私はそういうのあまり得意じゃなくて。なかなか難しいことなんですよ。私はキャラの口を見て、セリフを言ってしまうから」とフォロー。すると、峯田は「口を見てセリフを言えるということは台本が頭の中に入っているということでしょ? 俺は入ってねぇから! セリフが入っていればもっと楽にできたはずですよ」と照れ隠しのように反論した。その後も必死に自分の至らなさを主張したため、麻生は思わず「セリフ、私も入っていなかったですよ(笑)」と意外な事実を告げていた。

警察官レイモンの声を担当しているリリー・フランキーとのアフレコを振り返った峯田は「最初は麻生さんと2人で良い感じでやっていたんです。後からリリーさんが来たら、(雰囲気が)ぶち壊しで(笑)。ほとんどふざけていましたね」と暴露して、場内の笑いを誘った。だが、リリーがマイクの前に立つと、そのイメージは一変したようだ。峯田が「それまでさんざんふざけていたのに、(声を当てる姿を見ると)感動しましたよ」と話すと、麻生も「リリーさんはさすがだなと思いました」と同調した。

そして「声に深みがありますし、本当に上手です。とにかく上手くて、上手くて。吹き替え版を見た時に『リリーさんってすごいな』って改めて思いました。声が優しいんですよね。役にぴったり」と感心のため息を漏らした麻生。「リリーさんと麻生さんに囲まれている環境は、自分にとってホームのような感じ」と言い表した峯田は「伸び伸びと自分を出せる。リリーさんはいつも『好き勝手にやっていいよ』って言ってくれるから、本当に助かったんです」と充実の表情を見せていた。

ぼくの名前はズッキーニ」は、2月10日から東京・新宿ピカデリー、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で公開。

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