「暮しの手帖」元編集長「アバウト・レイ」主人公に学生時代の自分をシンクロ
2018年1月17日 18:00

[映画.com ニュース] 「リトル・ミス・サンシャイン」の製作陣が再結集し、エル・ファニング、ナオミ・ワッツ、スーザン・サランドンが顔をそろえた「アバウト・レイ 16歳の決断」のトークイベント付き試写会が1月16日に都内で行われ、「暮しの手帖」元編集長の松浦弥太郎氏が登壇した。
身も心も男の子として生きたいと願う16歳のレイ(ファニング)は、両親からホルモン治療の同意書にサインをもらおうと奮闘。1番の味方である母マギー(ワッツ)は“彼”の決断に動揺し、離婚して何年も疎遠だった元夫クレイグ(テイト・ドノバン)との再会にも、頭を悩ませる。さらにレイの祖母で、レズビアンのドリー(サランドン)が加わり、親子3代が葛藤を通して、「本当の自分」と向き合っていく。
松浦氏は自身が17歳で高校を中退し、渡米した経験を振り返り「自分なりに、自分のことを誰も知らない遠くに行きたいというピュアな気持ちがあり、それをあきらめたら、自分の存在がなくなってしまうという不安を超えた恐怖があった」と同じく10代で“決断”を下すレイに共感を示した。
その上で「自分の中に秘めた異質で、ユニークな部分こそが、その人の愛おしさであり、力になる。人間らしさのバリエーションは、人の数だけあるはず」と力説し、「自分が自分である幸せをかみしめ、大切にしてもらえれば」と映画から受け取ったメッセージを語った。また、「ビジネスの世界でも、今や競争する時代ではなく、オンリーワンで勝負することが主流になっている」と話した。
「アバウト・レイ 16歳の決断」は、2月3日から全国公開。
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