「おさな妻」「成熟」「遊び」…「大映女優祭」関根恵子の初々しい制服姿を披露
2017年12月6日 03:00
[映画.com ニュース]大映(現KADOKAWA)の創立75周年を記念した特集上映「大映女優祭」にラインナップされている関根恵子(高橋惠子)主演作「おさな妻(1970)」「成熟」「遊び」の場面写真が、このほど公開された。青春の象徴ともいえる制服を着た関根の姿をとらえている。
大映は1942年に創立し、71年に倒産するまでの約30年間の間、日本映画史に名を刻む傑作を数多く世に送り出してきた映画会社。「大映女優祭」では、女優主演作品に特化した全48作を上映する。関根のほか、京マチ子、若尾文子、山本富士子、藤村志保、叶順子、渥美マリ、野添ひとみといった名女優が、内面の強さと外見の美しさを兼ね備えた女性の主人公を演じた作品を一挙に鑑賞できる。
「おさな妻(1970)」は、「高校生ブルース」で体当たり演技を見せて衝撃のデビューを飾った関根の主演作第2弾。ヒロイン玲子の“才色兼備の女子高生であり人妻”というセンセーショナルな人物設定と、10代の瑞々しい魅力をそのままきりとったかのようなセックスシーンが話題を呼び、公開当時「おさな妻ブーム」を巻き起こした。お披露目された場面写真は、セーラー服姿の関根を写しており、その初々しい魅力が輝いている。
東北オールロケで製作された「成熟」は、大映時代の関根の出演作のなかでは、唯一ヌードシーンがないもの。山形・庄内平野を舞台に、古いしきたりに振り回されてしまう明るいヒロインを好演している。一方「遊び」は、増村保造監督が大映で最後に撮った青春映画だ。家族のために昼も夜も町工場で懸命に働く少女に扮した関根は、白いブラウスが際立つ制服を着用。劇中では、そのブラウスを脱ぎ捨て、水に濡れたなまめかしい裸体を惜しげもなくさらしている。
「大映女優祭」は、12月9日から東京・角川シネマ新宿ほか全国順次公開。
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