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判別不可能!? ニコラス・ケイジ&ビンラディン誘拐を企んだ男の比較画像を独占入手

2017年12月3日 07:00

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ニコラス・ケイジ(左)と ゲイリー・フォークナー
ニコラス・ケイジ(左)と ゲイリー・フォークナー
(C)2016 AOO Distribution, LLC. All rights Reserved

[映画.com ニュース] ラリー・チャールズ監督がメガホンをとったコメディ「オレの獲物はビンラディン」のハチャメチャな主人公に扮したニコラス・ケイジと、そのモデルとなった実在のアメリカ人男性ゲイリー・フォークナーの比較画像を、映画.comが独占入手した。小太りな体型、清潔感のない黒髪まじりの白髪、伸びっぱなしの髭など、ケイジは徹底した役づくりを行ってフォークナーになりきっている。

映画は、2010年に米同時多発テロの首謀者とされるビンラディン誘拐を企て、パキスタン当局に拘束されたフォークナー氏の実話を描いたもの。コロラド州の片田舎に住み、アメリカをこよなく愛する中年男のフォークナーは、ビンラディンの居場所を米政府がいつまでも特定できないことに業を煮やしていた。ある時、日課である人工透析中に“神の啓示”を受け、たったひとりでビンラディン捕獲へと乗り出す。資金集めのためにラスベガスに飛び、入国するためのヨットや日本刀を調達し、あらゆる波乱を乗り越えパキスタンへたどり着く。

クランクイン前、ケイジはチャールズ監督とともに、当時ラスベガスに住んでいたフォークナーを訪問し、6時間にも及ぶインタビューに臨んだ。本作は、その際に語られたビンラディンにまつわる“武勇伝”や身の上話をベースに物語が構築されている。ケイジは、長時間マシンガントークを繰り広げるフォークナーから、類まれなエネルギー、甲高い声とチャーミングさといった特徴を感じとり、役づくりに反映。「話すのが好きなのか?」と問いかけ、フォークナーから「とにかく、誰とでも話すのが大好きなんだ」という言葉も引き出したようだ。

対面を終えたケイジは、自ら進んで髪を伸ばして白く染め、髭をボーボーに生やすだけでは飽き足らず、体重増加も敢行。ビジュアルだけでなく、声のハリや“思考”に至るまで、フォークナーとの同化を試みたようだ。その徹底した役づくりを目の当たりにしたチャールズ監督は「すべてにおいてゲイリー以外の何者でもなかった」とケイジの役者魂に圧倒されたようだ。

オレの獲物はビンラディン」は、12月16日から東京・シネマート新宿ほか全国で順次公開される。

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