ジェニファー・ローレンスやリース・ウィザースプーンが過去のセクハラ被害を告白
2017年10月19日 11:25

[映画.com ニュース] ハーベイ・ワインスタインによるセクハラ騒動の波紋が広がるなか、米ビバリーヒルズで開催されたELLE誌主催のイベント「ウィメン・イン・ハリウッド」にジェニファー・ローレンスとリース・ウィザースプーンが出席し、それぞれの体験談を明かした。米ピープル誌が伝えている。
ハリウッドで活躍する女性たちを讃える同イベントで、「駆け出しのころ受けたある映画のオーディションで、製作陣から2週間以内に7キロ減量するよう言い渡されました。そして、私よりずっとスリムな女性5人と全裸で並ばされた挙句、女性プロデューサーに、『この写真を見れば、ダイエットにも励みが出るでしょう』なんてサラリと言われたのです」と屈辱的な過去を振り返ったローレンス。キャリアのためには、不当な扱いを受けても我慢するしかないと自分に言い聞かせてきたなかで「男性に不快な思いをさせられても笑顔でかわすという習癖は、なかなか捨て切れない」と認めたうえで、「性別にかかわらず、すべての人が敬意を持って接せられるべき」と強く訴えた。
一方、ウィザースプーンはワインスタインのセクハラ騒動に触れ、「ハリウッドのみならず世界中の女性たちにとって、過去のトラウマを思い出さざるを得ない厳しい1週間でした。私自身も悪夢のような体験を思い出しながら、なぜもっと早く声をあげなかったのかと自責の念にかられ、眠れぬ夜を過ごしていました」と神妙な面持ちで胸中を明かした後、「16歳の時、私を襲った某監督と、仕事が欲しいなら黙っていろと口止めしたプロデューサーに、改めて激しい怒りを感じています。それ1度きりと言いたいところですが、悲しいことにその後も、幾度となくセクハラや性的暴行を受けました」と衝撃の体験談を告白した。
「これまで公にすることはありませんでしたが、勇気ある女性たちの話を聞き、私も声を大にして語るべきだと思いました。真実を語ることでしか、本当の癒しは得られないと悟ったからです。今日ここにいる若い女性たちが、そうした体験をしないで済むよう、全力でサポートしていくつもりです」と次世代の若手女優にエールを送った。
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