ロマン・ポランスキー、幼少時代のドキュメンタリー撮影でポーランド帰国へ
2017年10月19日 16:00

[映画.com ニュース] 「戦場のピアニスト」「チャイナタウン」など数々の名作を手がけてきたことで知られる巨匠ロマン・ポランスキー監督が、ドキュメンタリー映画の撮影で母国ポーランドに帰還することがわかった。
米ハリウッド・レポーターによれば、「ポランスキー、ホロヴィッツ(仮題)」と題されたドキュメンタリー映画は、第2次世界大戦下のポーランドで過ごしたポランスキーの幼少期に迫る長編作。ナチス・ドイツがポーランド南部の町クラクフに作ったユダヤ人ゲットー(居住区)で出会い、後に生涯の友となる写真家リシャルド・ホロビッツと共に、終戦以来足を運ぶことがなかったゆかりの地を訪ね歩き、ナチスから身を隠しながら生き延びた当時の壮絶な体験を振り返るもの。ポーランドを拠点とする映画会社KRKフィルムズ製作のもと、ポランスキーが出演に加え、自らメガホンをとる。
1977年に当時13歳だった少女を強かんした容疑で起訴されたポランスキーは、長期服役を恐れて判決が下る前に国外へ逃亡。その後は、アメリカと犯罪人引き渡し条約を締結していないフランスを生活の拠点としていた。
アメリカはポランスキーを裁判に出廷させるため、スイスやポーランドに対してたびたび身柄引き渡しを要請。昨年12月、アメリカが前年から要求していた身柄引き渡し要請をポーランド最高裁判所が棄却したことで、事件は事実上終結を迎えた。
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