中島健人ら「ここさけ」メンバーが“失恋”について激論!
2017年8月3日 14:45
[映画.com ニュース] 実写映画「心が叫びたがってるんだ。」(公開中)のヒット御礼舞台挨拶が8月2日に開催され、主演の中島健人(Sexy Zone)をはじめ、芳根京子、石井杏奈(E-girls)、寛一郎が舞台挨拶に登壇。観客からサプライズで合唱のプレゼントを受け取った。
社会現象ともいえる人気を博したアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」のスタッフによるオリジナル劇場版アニメーションの実写化。埼玉県・秩父を舞台に、それぞれに悩みを抱える高校生4人が、ミュージカル公演の準備を通じて成長していくさまを描く。
中島らの登場に合わせて、客席全体で劇中のミュージカルで歌われる「心が叫びだす あなたの名前呼ぶよ」を合唱。登壇陣には全く知らされていないサプライズ演出で、中島らは感激した様子を見せながら、観客と一緒に歌声を響かせた。歌い終えると4人は手をつないでニッコリ。中島は「ここはライブ会場ですか(笑)? 入ってきてこんな歌声に包まれたら幸せですよ。今日という日でこの映画は完成したんじゃないかと思います」と感動を口にした。
中島は「僕の80代のおじいちゃんとおばあちゃんが見に行って『70年前の青春を思い出した』と言っていました」と笑顔で報告。また、公式サイトに寄せられた「映画を見る前日に、生まれて初めて告白をしてフラれた」という感想に対し、中島は「告白するってマジで勇気がいること。自分の全部を相手にさらけ出し、伝えるって大変なこと。当たって砕けたその方は格好いいし、フラれたというより一歩踏み出したと思います。何もしないことが失恋ですから」とエール。共演陣も「それ(失恋)があったから強くなれるし、素敵な思い出が残る」(芳根)、「その時はつらいと思うけど、後からふり返ったら言わなかった自分の方がつらいと思う。成長できるのは言葉に発してから」(石井)、「LINEとかじゃなく、面と向かって言うって大切。告白しないって誰でもできるけど、それができるってすごく格好いいなって思う」(寛一郎)と口々に勇気をたたえた。
この日は、4人がそれぞれの劇中の名シーンを再現。中島は、自身が演じた拓実が芳根扮する順の背中を押す「もし何か伝えたいことがあるなら、歌ってみるのもありかもよ」というセリフを甘く再現し、石井はお気に入りだという、自身が演じる菜月が拓実と順のために自分の思いを押し殺して発する「私も応援する!」というセリフを熱演。芳根と寛一郎は、それぞれの重要な告白シーンを壇上で再現し、喝さいを浴びていた。
中島は「今日でおそらく舞台挨拶は終わりですが、ちょっと寂しい。もう1度、このメンバーでやりたいくらい」とこの作品、メンバーへの強い思いをのぞかせていた。