人気レズビアンドラマ「Lの世界」続編が制作進行中
2017年7月30日 17:00
[映画.com ニュース] 米Showtimeでシーズン6まで放送された大ヒットドラマ「Lの世界」(2004~09)が、カムバックすることがわかった。米Deadlineによれば、Showtimeは同作の続編制作の準備を進めている。
「Lの世界」はウエストハリウッドを舞台に、レズビアンやバイセクシャル女性たちの日常を赤裸々に描いた作品で、ジェニファー・ビールス、ミア・カーシュナー、レイシャ・ヘイリー、キャサリン・メーニッヒ、パム・グリアらが出演した。続編は、ビールス、メーニッヒ、ヘイリーの3人が制作総指揮を務め、企画が前進すれば同じ役柄で復帰。前作と新作の橋渡しとなる役割で登場し、新しい女性キャラクターたちとの物語が描かれる。3人のほかにも、前作のキャストがゲスト出演する可能性もあるようだ。
前作のクリエイター、アイリーン・チェイケンは現在、FOXの人気ドラマ「Empire 成功の代償」のプロデュースやそのほかの新作が控えていることから、「Lの世界」続編には制作総指揮としてのみ名を連ねる。続編では、レズビアンコミュニティに精通した新たなショーランナー、脚本家が起用される予定だ。
初の本格的なレズビアンドラマとして成功した「Lの世界」は、同性愛者擁護団体GLAAD(Gay&Lesbian Alliance Against Defamation: 中傷と闘うゲイ&レズビアン同盟)のメディア賞を受賞。08年には、同作からのスピンオフ「The Farm(原題)」のパイロット版が制作された。こちらはヘイリー主演で女性刑務所を舞台に囚人たちのドラマが描かれ、シリーズ化は叶わなかったが、Netflixで放送中の大ヒットドラマ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」の先駆け的な作品として位置づけられている。