謎めいた“婚約者の友人”の正体は… フランソワ・オゾン監督新作10月公開
2017年7月28日 11:00

[映画.com ニュース] フランスの気鋭フランソワ・オゾンの新作「FRANTZ(原題)」が、「婚約者の友人」の邦題で10月21日に公開されることが決定した。
映画は、戦後のドイツを舞台に、戦死した男の謎めいた友人と残された婚約者らが繰り広げる人間ドラマ。過去に「私の殺した男」(エルンスト・ルビッチ監督)として映画化されたモウリス・ロスタンの戯曲を大胆に翻案したオリジナル物語であり、オゾン監督は本作で初めてモノクロに挑戦した。
1919年、婚約者のフランツを戦争で亡くし失意の底にいたアンナは、フランツの墓に花をたむけて泣いている男アドリアンと出会う。戦前の仏・パリでフランツと友情を育んだと話すアドリアンに癒され、“婚約者の友人”以上の感情を抱いたとき、アドリアンは隠していた自らの正体を告白する。
アドリアン役を、「イヴ・サンローラン」で第40回セザール賞最優秀男優賞を受賞したピエール・ニネ、アンナ役を、オゾン監督が自らオーディションで見出したドイツ人女優ポーラ・ビールが演じる。ビールは今作で、第73回ベネチア国際映画祭で新人に与えられるマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞している。
「婚約者の友人」は、10月21日から東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開。
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