ケンコバ、「私利私欲だけで来た」ジャンプ展でこち亀・両さんらの直筆イラストに感無量
2017年7月13日 16:48
[映画.com ニュース]人気コミック誌「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)の創刊50周年を記念した「創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展Vol.1 創刊~1980年代、伝説のはじまり」の内覧会が7月13日、東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで行われ、漫画好きで知られるお笑いタレントのケンドーコバヤシが訪れた。
80年代に発行部数400万部を突破し、ジャンプの黄金期と呼ばれた時代の350点以上の原画や、3万2376個のキンケシ(キン肉マン消しゴム)で作られたキン肉マンのオブジェなどの展示に、コバヤシは「子どもの頃の原風景がすべて詰まっている」と、ただただ感動。「小学生の時、授業は右から左やったけれど、ジャンプですべての知識を仕入れた。今でもいろんなことをよく知っていると言われるし、ジャンプがなければ今の自分はない」とまで言ってのけた。
昨年9月に連載40周年、コミック200巻で連載を終了した「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の秋本治氏、「キン肉マン」のゆでたまご(嶋田隆司、中井義則)氏、「キャプテン翼」の高橋陽一氏とトークショーも行い、「まさにレジェンド。今日は私利私欲だけで来ている」と興奮は最高潮。さらに「こち亀」の両さん、キン肉マン、「キャプテン翼」の大空翼と、それぞれの主人公を着ていたTシャツに描いてもらい、「感無量とはまさにこのこと」とこうこつの表情。キン肉マンは背中、翼は右脇に描かれ自分では見られないため、「早く楽屋に戻って、鏡を見たい」とPRを忘れるほど気もそぞろだった。
秋本氏は、「原画がすごい。当時、一生懸命描いていた熱気が伝わってくる。こち亀の歴史も感じます」と満足げ。そして、「ジャンプは作家が描きたいことをダイレクトにできて、それが読者の心を捕まえられたと思う。ずっとチャレンジする姿勢は変わらずに、誰もやっていないことをどんどんやっていってほしい」と後進に期待をかけていた。
「創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展Vol.1 創刊~1980年代、伝説のはじまり」は7月18日~10月15日に開催。「Vol.2 発行部数653万部の衝撃」が来年3~6月、「Vok.3 2000年代~進化する最強雑誌の現在」が同7~9月に予定されている。