おぎやはぎ「ゴッドタン」大型特番化にあ然 劇団ひとり「大反対です!」
2017年7月9日 02:10
[映画.com ニュース] テレビ東京の人気深夜バラエティ番組「ゴッドタン」の大型特番が放送されることが決定し、同番組の出演者であるお笑い芸人の劇団ひとり、お笑いコンビ「おぎやはぎ」の小木博明と矢作兼、プロデューサー・佐久間宣行氏がこのほど、東京・テレビ東京天王洲スタジオで取材に応じた。
2007年4月の放送開始以来、「ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE」「ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE2 サイキック・ラブ」として名物企画を映画化し、お笑い芸人たちが自作の“マジ歌”を熱唱する「マジ歌選手権」を武道館で開催するなど、数々の伝説を打ち立ててきた「ゴッドタン」。3時間半の構成&初のゴールデン進出となる今回の特番は、日本テレビ「24時間テレビ」(8月26、27日)にあわせて放送するという異例のチャレンジとなった。
小木と矢作は「最初に聞いた時は、他にたくさん良い番組があるだろうと。何で深夜に細々とやっている『ゴッドタン』なんだと思いました」(小木)、「2度見、2度聞きですよ。『はっ?』が最初の一言ですよね。偉い人がおかしくなっちゃった気がする」と特番化にあ然とした様子。一方、ひとりは「『ゴッドタン』は深夜帯の放送だから良い。大反対です! 最後の最後まで抵抗するつもり。どうにかこの話をなかったことにするために奮闘中です」と声高に宣言し「ゴールデンに進出した深夜番組がどれだけ潰されてきたことか・・テレ東側が『ゴッドタン』を潰すためにゴールデンへあげたのだと思っていますから」と分析し、報道陣の爆笑を誘っていた。
内容は未定のようだが、やってみたい企画として「昔アンケートに書いていた、小木さんがドリフトをする企画」(ひとり)、「新しい選手権をつくってほしいね」(矢作)と意見があがり、佐久間氏が「まれに見る賛否両論だった」という、挑戦者が女性とペアを組んで壮絶な口げんかをしたあと社交ダンスを披露する競技「ケンカ&ダンスGP」も検討された。「社交ダンスは皆好きだから。ゴールデンっぽいね!」とひとりはノリ気だったが、佐久間氏は「ゴールデンっぽいって言っちゃうとパクリ番組みたい(笑)」とツッコミを入れていた。
出演してほしいゲストに新垣結衣、加山雄三、神宮寺しし丸らに加え、同番組では徹底的にイジられる西野亮廣(キングコング)の名前があがると、ひとりは「西野は『ゴッドタン』で大物の悪口を言っている。あれをゴールデンでやりたい。息の根を止めてやる」とニヤリ。そして「『ゴッドタン』の常連ゲストにはなるべく出てもらいたい。ゴールデンになったら呼ばないなんていうのは薄情な感じがするから。佐久間さん、お願いしますよ」と思いの丈を述べたが、なぜか佐久間氏は無言。「返事しないのかよ」というひとりの言葉に、小木&矢作は大笑いしていた。
テレビ東京「ゴッドタン」ゴールデン3時間半SPは、8月26~27日の「24時間テレビ」にあわせて放送日時を調整中。