「ゲーム・オブ・スローンズ」原作者のSF小説がドラマ化
2017年7月2日 18:00
[映画.com ニュース] 米大ヒットドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の原作「氷と炎の歌」シリーズの著者として知られる、米作家ジョージ・R・R・マーティン氏のSF小説「ナイトフライヤー(原題)」を、米Syfyが新たにドラマシリーズ化することが分かった。
1980年に発表された中編小説「ナイトフライヤー(原題)」は、8人の天才科学者と1人のテレパス(テレパシー能力者)が、謎の地球外生命体を求めて宇宙船ナイトフライヤー号に乗り込み、太陽系の果てへと向かう旅路で、次から次へと恐ろしい出来事に見舞われる中、決死のサバイバルを繰り広げる物語だ。
米エンターテインメント・ウィークリー誌によれば、テレビシリーズのパイロット版の脚本はジェフ・ブーラーが執筆し、同小説を基にした1987年の映画「デーモン・ギャラクシー 魔女伝説」で脚本と製作を手がけたロバート・ジャッフェがプロデューサーを務める。NBCユニバーサル・ケーブル・エンターテイメントの脚本開発部バイスプレジデントを務めるビル・マクゴールドリック氏は、「ジェフ・ブーラーの脚本は、人間の狂気を徹底的に追求しつつ、クラシックなSFホラーのエッセンスを余すところなく捉えた見事な出来。ジョージ・R・R・マーティンが『ナイトフライヤー』でつづった背筋の凍る世界を、さらに深く掘り下げて描くこの新シリーズを、ぜひ楽しみにしていてほしい」とコメントを寄せた。
しかしながらマーティン自身は現在、「ゲーム・オブ・スローンズ」のスピンオフ5作品の開発で多忙を極めているため、同プロジェクトには不参加とのことだ。