地球温暖化に警鐘鳴らす「不都合な真実2」特報でトランプ大統領に真っ向勝負
2017年6月29日 10:00
[映画.com ニュース]元アメリカ副大統領アル・ゴア氏が地球温暖化問題に警鐘を鳴らす長編ドキュメンタリー「不都合な真実2 放置された地球」の特報と本ポスタービジュアルが完成。特報には、米国のパリ協定離脱の表明で世界に衝撃を与えたドナルド・トランプ米大統領の主張も盛り込まれた。
前作「不都合な真実」(2006)は第79回米アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞し、07年には環境問題の啓発に貢献したとして、ゴア氏にノーベル平和賞が授与された。なぜ、地球温暖化が止まらないのか。今も世界中を飛び回り講演活動を続けるゴア氏が、再び“不都合な真実”を突きつける。
特報では、氷河融解、大気汚染、異常気象など、地球温暖化が引き起こす悪影響が映し出され、声優・大塚芳忠の重厚なナレーションで人類への警告が語られる。目を背けたくなるような現状に「地球が悲鳴を上げている! もう限界なんだ!」と声を荒げるゴア氏の姿だけでなく、トランプ大統領の「地球温暖化が必要だ! 寒すぎる!」という対立主張も映し出され、地球の運命が重大な局面に差し掛かっていることが強調される。
ゴア氏は、米国が地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」から離脱することを、「無謀で全く擁護できない行動」と一蹴。「今回のトランプ大統領の決断は、多くの米国人が望んでいる結果とは異なりますが、彼が何をしようとも、我々の革命は続きます」と固い決意をにじませる。一方、監督を務めたボニー・コーエンとジョン・シェンクは、本作について「当時パリ協定を実現させるために裏で奔走した人々の努力や情熱が描かれています」と語り、「トランプ大統領が世界に対する米国の貢献を邪魔するのであれば、我々ひとりひとりがこの地球のために立ち上がろうではありませんか」と訴えている。
「不都合な真実2 放置された地球」は今秋、東京・TOHOシネマズみゆき座ほか全国で公開。
関連ニュース
【第97回アカデミー賞ノミネート全リスト】「エミリア・ペレス」が最多12部門13ノミネート!日本勢は伊藤詩織監督が長編ドキュメンタリー部門、西尾大介監督「あめだま」が短編アニメ部門に選出
2025年1月24日 00:02
映画.com注目特集をチェック
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
【死を迎える時、どんな最期を選びますか?】“人生の終わり”と“生きる喜び”描く、珠玉の衝撃作
提供:ワーナー・ブラザース映画
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
【この最新作を観るべきか?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか…!? 不適切報道では…?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作だった…!
【開始20分で“涙腺決壊”】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれた
提供:ディズニー