岩井俊二が才能を認めた新鋭・松本花奈監督作「脱脱脱脱17」レイトショー公開決定!
2017年6月21日 17:00

[映画.com ニュース]女優としても活躍する松本花奈監督最新作「脱脱脱脱17」が、9月2日から東京・渋谷のユーロスペースでレイトショー公開されることが決定。あわせて、岩井俊二監督からの応援コメントも到着し「この若さにしてこの技量。自主映画なのにこの質量。こんな映画が現れたら学生映画だからという言い訳はもうできない。これを新たなるパラダイムとして若い君たちが映画を作り始めたら確実に将来の映画界は変わる。という意味でこの作品は既に事件だ」と松本監督の才能を絶賛している。
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016で審査員特別賞と観客賞をダブル受賞、映画と音楽のイベント「MOOSIC LAB 2016」で準グランプリほか4部門を制した本作は、松本監督が撮影当時17歳でメガホンをとった青春ロードムービー。ある事情で高校生活17年目を迎えた“オジサン”男子高校生・ノブオ(鈴木利学)は、唯一の応援団部員として、校舎の屋上で毎日応援歌を叫んでいた。やがて嘘泣きと歌が得意な女子高生リカコ(北澤ゆうほ)と知り合ったことで、彼女の父親探しの旅に同行することになる。
第29回東京国際映画祭ではフェスティバル・ナビゲーターを務め、過去には「真っ赤なポピー」「真夏の夢」を手がけるなど、映画業界で注目を集める松本監督。本作の上映決定に喜びの声を挙げ「17年間高校生を続けているノブオと嘘泣きが得意なリカコが繰り出す世界にどうか皆様が迷い込みますように。そして少しでも映画館を出た後の世界に何かが残ってくれれば、一歩前に進む力になれば、感無量です。あなたの心に届きますように。劇場でお待ちしています」と語っている。
ガールズバンド「the peggies」のメンバーとして劇中曲も担当したリカコ役の北澤は「演技は勿論初挑戦だったので、とにかく全力でやる事だけを意識して撮影に臨みました。撮影で一番大変だったのはやっぱり泣くシーン。なかなか涙が出なかった時の現場の張り詰めた空気は一生忘れません(笑)」と撮影を述懐。大半のスタッフが学生で構成された撮影チームの「良いものを作ろう」という情熱に「何度も励まされましたし、奮い立たせてもらいました」と述べ「とにかくエネルギーのこもったこの作品に参加できて良かったです」とコメントを寄せている。
上映決定にあわせて、リカコとノブオのあてどもない旅をとらえた場面写真もお披露目され、特報が公式Youtube(https://youtu.be/DZB_d5_PRY4)で視聴可能だ。「脱脱脱脱17」は、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016で披露された108分の完全版を上映。9月2~15日に渋谷のユーロスペースでレイトショーが行われ、その後全国順次公開される。
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