米ディズニーランド・リゾート「アナ雪」本格ミュージカルで生歌「レリゴー」に酔いしれる!!
2017年6月18日 10:00
[映画.com ニュース] 空前の大ブームを巻き起こしたディズニー・アニメーション「アナと雪の女王」の公開から早くも3年が経ちましたが、その人気はいまも健在。アメリカ・ロサンゼルスのディズニーランド・リゾート「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク」では、アナとエルサの物語とおなじみの名曲を本格ミュージカルショーに仕上げた「アナと雪の女王:ライブ・アット・ザ・ハイペリオン」が大盛況と聞きつけ、実際に鑑賞してきました!
ハイペリオン・シアターで2016年5月にスタートした「アナと雪の女王:ライブ・アット・ザ・ハイペリオン」は、最先端のプロジェクションや音響技術などを駆使したライブエンタテインメント。トニー賞ノミネートの演出家のもと、選び抜かれたパフォーマーたちが真実の愛の物語を繰り広げます。
会場に入って、真っ先に目に飛び込んできたのは、お城が映った弓形の巨大モニター。その周囲の、これまた巨大なカーテンには山々が投影され、正面両サイドにはお城の塔が設置されています。「本格的」とは聞いていたものの、予想以上にスケールが大きい! ショーが始まる前から圧倒されつつ、期待に胸ふくらませながら開幕を待ちます。
やがて場内が暗くなり、観客たちはあっという間にアレンデール王国のお城の中へといざなわれます。そこへ、アナとエルサが仲よく登場。始まるまで「物を凍らせたり、雪を降らせたりできるエルサの魔法はどうやって表現するんだろう?」と不思議に思っていたのですが、実際に見てビックリ。エルサの手の動きにあわせ、背景のモニターに魔法のパワーや雪が映し出されるんです。モーションキャプチャーを活用した見事な表現に「こんなこともできるのか!?」と目からウロコ。「雪だるまつくろう」をメインに、姉妹が引き裂かれる様が語られ、暗転とともに拍手が沸き起こりました。
続いては、エルサの戴冠式。絢爛豪華な舞踏会ではゴージャスな衣装に目が釘付けです。エルサとアナのドレスも忠実に再現されていて、さすがだなとうっとり。久しぶりに顔を合わせ笑顔をみせる2人ですが、アナが出会ったばかりのハンス王子と結婚すると言ったばっかりに、エルサの魔法の力が暴走。この瞬間を恐れていたエルサは、凍てついた王国を去ってしまいます……。
そして、いよいよお待ちかねの「レット・イット・ゴー」。響き渡る力強い歌声に酔いしれるばかり。もちろん耳だけでなく、目でも楽しませてくれます。巨大モニターでは氷の城が出来上がっていき、氷の階段を昇りつめたエルサのドレスが一瞬で早変わり! 天井には巨大な氷のシャンデリアが出現し、プロジェクションによって会場一体に雪が降り注ぎます。エルサの魔法、いやディズニーの魔法スゴい!!
その後も、アナがクリストフ&スヴェンやオラフと出会う場面など、映画でおなじみの名シーンが舞台ならではのアプローチで展開されていきます。スヴェンとオラフはパペット(人形)なのですが、とっても表情豊か! 雪だるまなのに夏にあこがれるオラフの陽気なナンバー「あこがれの夏」では、真っ赤なスパンコールをちりばめた水兵風コスチュームの女性ダンサーたちがステージを彩り、一気に常夏ムードです。もちろん、愉快なトロールたちも登場。そして、クライマックスに突入です。
エルサの魔法に打たれ弱っていくアナ、妹を傷つけてしまったことに絶望するエルサ、アナへの思いを募らすクリストフ、そして王国ののっとりを企んでいたハンス。4人の運命が交錯し、アナが身をていしてハンスの剣から姉を守ります。しかし、時すでに遅し。全身が氷に包まれていくアナの姿(これがまたリアルでスゴい!)に、会場が静まりかえります。
なお、上演は1日3回。開演時刻は日によって異なるので、パークで配布されているタイムガイド(Time Guide)で事前にチェックしてくださいね。ちなみに、並べるのは開演の45分前からだそうです。
2018年春にブロードウェイで上演されるのは別バージョンとのこと。「アナ雪」ファンなら両方見比べてみたいですね。
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