アル・ゴア氏、新作「不都合な真実2」で米「パリ協定離脱」に切り込む
2017年6月11日 18:00
[映画.com ニュース] アル・ゴア元副大統領による地球環境ドキュメンタリー映画「不都合な真実」の続編「不都合な真実2 放置された地球」に、アメリカのパリ協定離脱が盛り込まれることが明らかになった。米バラエティが報じている。
トランプ大統領がこのほど、地球温暖化対策の国際ルールである「パリ協定」からの離脱を表明したことを受け、同作を配給する米パラマウントの広報は「劇場公開作品は本日のニュースについて触れることになります」と同サイトにコメントを寄せた。同作は、今年1月にサンダンス映画祭でプレミア上映されて好評を得ているが、製作陣は現在、内容の微調整を行っているという。
アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞の前作「不都合な真実」(2006)は、地球温暖化の危機を訴え、「パリ協定」を含むさまざまな対策のきっかけを作ったことで知られている。トランプ大統領のパリ協定離脱表明により、地球温暖化対策が大きな転機を迎えているいま、「不都合な真実2 放置された地球」がどのような影響をもたらすか注目だ。
同作は7月28日にアメリカで限定公開、8月4日から拡大公開を行うという。日本では今秋公開予定。