没入感を超える没入感!「アバター」4Dアトラクションは新次元の体験
2017年6月6日 07:00
[映画.com ニュース] ジェームズ・キャメロン監督のメガヒット作「アバター(2009)」の世界観を楽しめるテーマランド「パンドラ:ザ・ワールド・オブ・アバター」が、米フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート「ディズニー・アニマルキングダム」にオープン。今回は、2つのアトラクションをご紹介します。
映画は、衛星パンドラを舞台に人類と先住民ナヴィ族の戦いを描いたSFアクション巨編。キャメロン監督と、その製作会社ライフストーム・エンタテインメント、そしてディズニーの超強力チームがつくり上げた「パンドラ:ザ・ワールド・オブ・アバター」では、人類とナヴィ族の間に平和が訪れた世界を体験することができます。
最初にご紹介するのは、ボートに乗り神秘的なパンドラを旅するアトラクション「ナヴィ・リバー・ジャーニー」。色とりどりの光を放つ植物が生い茂り、ユニークな生き物たちが行き交う暗闇の中を、8人乗りのボートでゆっくりと進んでいきます。聖なる木の精が降り注ぎ、ナヴィたちの祈りの声が響き渡り、まさに秘境を探検している気分。そして、約4分半の旅の最後には、身長3メートルもの神々しい姿のナヴィのシャーマン・オブ・ソングが登場。自然とスピリチュアルな結びつきを大切にするナヴィの真髄が垣間見え、とても神聖な気分にひたれます。
そして、もうひとつが「アバター・フライト・オブ・パッセージ」。自分のアバターにリンクし、翼竜マウンテン・バンシー(イクラン)に乗り空を飛び回る4Dアトラクションです。「映画のフライトシーンを4Dにしたんでしょ」くらいに思っていたのですが、予想と期待を遥かに上回る衝撃の体験が待ち受けていました。
エントランスをくぐり、密林の景色や洞窟の壁画を眺めながら奥へ奥へと進んでいくと、修復されたRDA社の研究所にたどり着きます。そこにはなんと、カプセルにはいった実物大アバター(人工生命体)がいるではありませんか! これが時々ブルッと動いて、ものすごくリアルなんです。ディズニーが誇るクリエイター集団“イマジニア”のひとりマット・ベイラー氏は、「映画を一度も見たことがなくて、ナヴィやアバター、バンシーが何なのかまったく知らない人にも、これからどんな体験ができるのか理解してもらいたかった」と、待ち時間も楽しめるようなこだわりのデザインについて説明してくれました。実は、これらが見られるのはスタンバイ・レーンだけ。数時間待ちでも、見る価値は大アリだと思います。
その後、ファストパス・レーンと合流し、最初の小部屋に移動すると、バンシー研究の第一人者の解説映像などが上映され、1人ひとりのアバターが作成されます。自分と結構似た顔になっているから、とても不思議。そして、横20メートル、縦30メートルの巨大スクリーンがそびえる「リンク・チェンバー」に入って、アバター体験スタート。ナヴィ族ではバンシーを乗りこなせたら1人前、ということで緊張と興奮が高まります。メガネをかけ、「リンク・シート」と呼ばれる装置にまたがり、背後から安全バーが装着されたら準備完了。いよいよパンドラの大空へ出発です!
光の洪水を通り抜けたら、目の前に広がるのはパンドラの世界。バンシーのダイナミックな飛翔で、天空に浮かぶ山から壮大な海、ジャングル、そして洞窟の中へと自由自在に宙を駆けめぐります。途中では、空の王者トルークに遭遇して危機一髪なんて場面も。上下左右180度ずつ、視界いっぱいにクリアな美しい映像が広がり、場面ごとに香りも変わります。風を切りながら急降下していくような感覚はもちろん、バンシーの鼓動や息遣いまで感じられるんです。締めくくりは、夕日が沈む海でクジラのような巨大生物がダイナミックに大ジャンプ。リンクが解除されて現実の世界に戻っても、余韻にひたりっぱなしです。臨場感を超えた臨場感。没入感を超えた没入感。3D革命を起こした映画のさらなる進化に大興奮でした!
映画ファンの皆さんは、2020~25年に公開される続編4部作を待ちわびていることでしょう。同アトラクションでは、映画に登場しない場面が盛りだくさんだったので、「もしかして、続編の予告だったりして?」なんて期待も。ところが、ベイラー氏には、「続編のヒントが映っているかって? それは映画を見てからのお楽しみですよ」とサラリとかわされてしまいました。うーん、ますます気になる! キャメロン監督が夢に見た世界を実際に肌で感じ、体験できる「パンドラ:ザ・ワールド・オブ・アバター」とそのアトラクション。こだわり抜かれた世界観とクオリティに、きっと誰もが圧倒されるはずです。
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