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ロシアの巨匠アンドレイ・コンチャロフスキーが来日 黒澤明との思い出を語る

2017年6月5日 20:15

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来日したコンチャロフスキー監督とユリヤ・ビソツカヤ
来日したコンチャロフスキー監督とユリヤ・ビソツカヤ

[映画.com ニュース] ロシアの芸術・文化を海外へ発信するプロジェクト「ロシアンシーズンズジャパン2017」の開催を記念し、ロシア映画の巨匠アンドレイ・コンチャロフスキー監督の最新作「パラダイス」のジャパンプレミアが6月5日、TOHOシネマズ六本木ヒルズであり、来日したコンチャロフスキー監督と、主演であり監督の妻のユリヤ・ビソツカヤが舞台挨拶を行った。

コンチャロフスキー監督は、若き日にソ連・日本合作映画「デルス・ウザーラ」(1975)の編集中に黒澤明監督を見かけていたそうで、その後、黒澤監督が執筆した脚本を基に「暴走機関車」(85)を製作し、ゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞した。「様々なジャンルの作品を撮る黒澤監督は私のお手本。黒澤監督との交流が始まり、監督が握ったお寿司をいただいたりと貴重な経験をしました」と振り返る。また、ウォッカの杯を重ねて酔った黒澤監督と、レーニンについての議論をしたというエピソードも披露した。

また、本プロジェクトの日本開催については「政治的に複雑な状況ですが、芸術がお互いを理解する手助けになると思う。私にとって日本文化は近しいもの。出来るだけ少ないもので、出来るだけ多くのものを得るという日本の文化の原則は、ロシアの文化にとっても大事なこと」と持論を述べた。

第73回べネチア国際映画祭銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞した今作は、第2次大戦下のフランスとドイツを舞台に、ナチスによるユダヤ人襲撃から子供たちを匿った罪で捕まるロシア人のオルガ、ナチス占領下の刑務所で働くフランス人のジュールス、ナチス親衛隊兵として、ユダヤ人の大量虐殺任務に就くドイツ人のヘルムートという立場の違う3人の男女の視点で描かれた物語。

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