猿之助「やじきた」の舞台挨拶なのにアキラ100%芸で「花戦さ」アピール
2017年6月3日 18:20

[映画.com ニュース] 歌舞伎俳優の市川染五郎と市川猿之助が主演したシネマ歌舞伎「東海道中膝栗毛 やじきた」が6月3日、東京・築地の東劇で封切られ、2人が初日舞台挨拶を行った。
昨年8月の歌舞伎座「納涼大歌舞伎」で上演された新作を、延べ20台以上のカメラでさまざまなアングルから撮影。シネマ歌舞伎のPRのため、2人がラップに挑戦した動画「Cinema Kabuki “YJKT”」を公開するなど斬新な試みも話題となり、染五郎は「歌舞伎もするラッパーの市川染五郎です。目指せ、ピコ太郎なので(動画を)見なくてもいいから1日80回はクリックして」とご機嫌だ。
一方の猿之助は、同じくこの日公開された出演映画「花戦さ」の舞台挨拶を終えて駆け付けたため、客席通路で同作のチラシを配りながら登壇。舞台上では同作のタイトル入りの円形うちわを股間に持って行き、裏返してチラチラ見せるアキラ100%ばりのパフォーマンスも見せ、「これはいつでも見られるから、利休と秀吉の戦いを」と言ってのけ、染五郎を苦笑させた。
さらに、今年8月の納涼大歌舞伎で「やじきた」のパート2の上演も決定しているため、「これを見なければ、何にも分からないように作るから、3回は見て」と半ば強制的に観賞のススメ。染五郎はその“暴走”をいさめながらも、「シネマ歌舞伎にする条件は、舞台よりも面白い作品であること。ライブ感をどう出すかを目指してやった撮影で、新たな作品の誕生です」と自信のほどをアピールしていた。
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