「コブクロ」黒田俊介、福士蒼汰を勧誘「これからはフクブクロで」
2017年5月21日 19:45
[映画.com ニュース] 人気デュオ「コブクロ」が5月21日、映画「ちょっと今から仕事やめてくる」の都内で行われたプレミア上映会で、主題歌「心」を初披露した。
小渕健太郎が映画を見た上で、「手元でメモを取りながら、見終わって5分ほどで生まれそうになった」と書き下ろした楽曲。黒田俊介は、「コブクロの福士蒼汰です」と主演俳優の名を拝借しつつ、澄み切った歌声と抜群のハーモニーを響かせ「生コブクロは鮮度が命です」とおどけた。
そこにサプライズで福士と共演の工藤阿須加が登場し、福士は「黒田俊介です」と挨拶。客席からの大声援に、黒田は「僕ももっとキャーキャー言われたい。ちょっと今からコブクロやめてくる」とジェラシーをあらわにしながらも、「おかんがビックリしているわ。こんなシュッとした子産んだ覚えないって」と喜んだ。
さらに大阪出身の黒田は、福士の大阪弁を「きれいにしゃべっていてすごい。地元に連れて行って引きずり回したい。これからはフクブクロで」と絶賛しながら勧誘。サラリーマン経験のある小渕は、パワハラに遭う役どころの工藤に対し「会社にいる時のやり取りを思い出した。怒られた時の悲しそうな目がリアル。心が折れてしぼんでいったら、ああなりますよ」と思い入れたっぷりに語った。
対する福士は、「ファンの1人で、学生の頃から聴いていた。『心』もすごく心に響きました」と初対面に感激の面持ち。工藤も、「家族全員が好きで、父親(プロ野球・ソフトバンクの工藤公康監督)は寝る前にかけて朝までかけっ放しです」と明かした。
そして、福士が「1人1人感じ方は違うと思うけれど、何か光を感じてもらえると思う。そして、前に一歩踏み出すきっかけにしてほしい」とアピール。工藤も、「会社の話だけではなく、人と人とのつながりや家族の愛の話でもあります。帰ったら、大切な人に何か言ってあげてください」と訴えていた。
「ちょっと今から仕事やめてくる」は、60万部を突破した北川恵海さんの同名小説が原作。ブラック企業で精神的に追い詰められた会社員が、駅のホームに倒れ込みそうになったところを幼なじみのヤマモトと名乗る男に助けられる。意気投合した2人だったが、ヤマモトは3年前に自殺していたことが分かり、会社員はその真相を探ろうとしていく。5月27日から全国で公開。「心」は5月24日に、1年半ぶりのニューシングルとしてリリースされる。
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