木村拓哉「無限の住人」カンヌ参加を生報告「本当に嬉しい」
2017年4月19日 20:35
[映画.com ニュース] 木村拓哉主演で沙村広明氏の人気時代劇コミックを実写映画化した「無限の住人」のジャパンプレミアが4月19日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、木村をはじめ、共演の杉咲花、福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、満島真之介、三池崇史監督が出席した。
本作は、第70回カンヌ国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門に選出されており、この日は木村、杉咲、三池監督の3人が同映画祭に参加することが発表された。客席から割れんばかりの拍手が沸き起こるなか、木村は「歴史ある映画祭の特別招待作品に選んでいただけたということが、本当に嬉しいです」と喜びを述べた。三池監督から知らせを受けたそうで、「『これは誰からも聞いてほしくない。俺から言いたい』と、監督ご本人から電話をいただきました。『嬉しいお知らせがあります。決まりました』というご報告を受けたので、ダブルで嬉しかったです」と明かした。
一方の杉咲は、「自分にとって大きな出合いになった作品で、初めてカンヌに行けることが何よりも幸せ。より多くの方々にこの映画を見てほしい」と喜びを噛み締めた。
同映画祭にラインナップされるのは「極道大戦争」以来、2年ぶり6作目となる三池監督は、「特別招待作品として、上映していただくのは初めてなんです。コンペティションなどいろんな部門がありますが、優劣を競うのとは別の特別な枠」と説明。そのうえで、「すごく光栄に思っております」と感謝した。「木村拓哉というスーパースターに耐えうる我々三池組のスタッフのタフさ。そして参加してくれた個性的なキャストがぶつかり合っている。これは確かに、世界中で見てもそうはない作品だと思います。あとはカンヌのお客さんが楽しんでくれれば最高だなと思います」と胸を張った。
映画は、永遠の命を与えられた伝説の人斬り・万次(木村)が、剣客集団・逸刀流に両親を殺された少女・浅野凛(杉咲)の用心棒となり、凄絶な戦いに身を投じていく姿を描く。「撮影中の心構え」を問われた満島は、「心得1! まずは木村拓哉の懐にすばやく入る。まずはそこです。そして心得2。食堂で木村さんと写真を撮る! 撮影1日目に2つとも成功しまして。そこから撮影がすごく順調にいきまして」と振り返り、もじもじしながら「僕は撮影中、木村さんの写真を待ち受けをにしていました(笑)」と告白。「かっこいいですもんね。ハンパじゃないもん!」と熱くラブコールすると、木村は照れ笑いを浮かべていた。
「無限の住人」は、4月29日から全国公開。
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