オーソン・ウェルズ未完の遺作、Netflixが全世界配給権を獲得
2017年4月2日 18:15

[映画.com ニュース]巨匠オーソン・ウェルズの未完の遺作「The Other Side of the Wind(原題)」の全世界配給権をNetflixが獲得したと、米ハリウッド・レポーターなどが報じている。
本作は、ハリウッドを風刺した半自伝的作品で、老映画監督が再起をかけてハリウッドのスタジオシステムと戦いながら傑作をつくりあげようとする姿を描くもの。脚本は、ウェルズ監督が「オーソン・ウェルズのフェイク」のオヤ・コダールとともに脚本を執筆した。故ジョン・ヒューストンさんが伝説的な映画監督を演じ、故デニス・ホッパーさんやクロード・シャブロルさん、スーザン・ストラスバーグさん、ピーター・ボグダノビッチ、コダールらそうそうたるキャストが共演している。
傑作「市民ケーン」で鮮烈な監督デビューを果たしたウェルズ監督が1970~76年に撮影し、85年に死去するまで取り組み続けた作品は、資金難などのトラブルに見舞われ未完に終わった。しかしウェルズ監督の死後も、多くの人が同作の完成に向けた努力を続け、名プロデューサーのフランク・マーシャルの尽力で2011年ごろから実現に向けて機運が高まっていた。プロデューサーを務めるロイヤル・ロード・エンタテインメントのフィリップ・ジャン・リムサは、ウェルズ監督の生誕100周年にあたる15年公開を目指してクラウドファンディング「Indiegogo」で資金調達を行ってきたが、実現には至らなかった。
そして、このほどNetflixが出資と全世界配給権の獲得を発表。撮影当時ラインプロデューサーとして参加していたフランク・マーシャルが監修、ボグダノビッチがコンサルタントとして携わり、ウェルズ監督の手書きのメモや、それぞれの記憶をもとに、ポストプロダクション作業を監修する。公開予定時期は発表されていない。
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