世界最高峰のバレエ団の裏側に迫る「パリ・オペラ座 夢を継ぐ者たち」7月22日公開
2017年3月11日 10:00
[映画.com ニュース] 世界最古にして最高峰のバレエ団、パリ・オペラ座バレエ団の舞台裏に迫るドキュメンタリー「パリ・オペラ座 夢を継ぐ者たち」の公開日が7月22日に決定した。あわせて、予告編と日本出身のダンサーであるオニール八菜が舞う姿を捉えたポスター画像がお披露目された。
映画は、ウリヤーナ・ロパートキナの素顔を映したドキュメンタリー「ロパートキナ 孤高の白鳥」など、バレエを題材にしたドキュメンタリー作品を多く手がけるマレーネ・イヨネスコ監督の新作。現役のトップダンサーや、オペラ座バレエ学校の子どもたちを通して、伝統が継承されていくさまをとらえた。
フランス国王ルイ14世によって創設された同バレエ団は、356年間にわたって高度なテクニックを伝承してきた。映画は、同バレエ団の最高位を意味するエトワールを2013年に退いたアニエス・ルテステュが、オニールら次世代のダンサーに技術を託そうとする姿や、不動の人気を誇るエトワール、マチュー・ガニオのダンサーという職業に対する本音、新作に取り組む様子、ロパートキナのリハーサル模様などが収められている。
このほど公開された予告編では、パリ・オペラ座バレエ団学校の子どもたちが一流の舞台に感嘆する姿から始まる。エトワールの踊りや稽古、元エトワールらから現役のダンサーたちに厳しい言葉が投げかけられる様子を捉え、伝統を継承していくことの難しさと素晴らしさを見せている。
「パリ・オペラ座 夢を継ぐ者たち」は、7月22日から東京・渋谷のBunkamuraル・シネマで公開。