アカデミー賞授賞式、追悼コーナーでもミス 存命者の写真を使用
2017年3月1日 11:00

[映画.com ニュース] 作品賞受賞作が取り違えられるという前代未聞のアクシデントで幕切れとなった第89回アカデミー賞授賞式だが、毎年恒例の追悼コーナーでも、存命者の写真が誤って使用されるというトラブルが発生していたことが判明した。
昨年10月に死去した衣装デザイナーのジャネット・パターソンさんの紹介時に、存命のオーストラリア人プロデューサー、ジャン・チャップマンの写真が使用されたというもの。チャップマンは「ひどくショックを受けています」と、Eメールで米バラエティにコメントを寄せた。「ジャネットはとても美しく、オスカーに4度ノミネートされており、この過ちが取り上げられないのが残念でなりません。わたしは健康に生きていますし、プロデューサーとして活動しています」と述べた。
2人はジェーン・カンピオン監督作でコラボしており、パターソンさんは「ピアノ・レッスン」「ある貴婦人の肖像」「オスカーとルシンダ」「ブライト・スター いちばん美しい恋の詩(うた)」の4作品でアカデミー賞衣装デザイン賞にノミネートされていた。
アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーから現時点では発表はないものの、米エンターテインメント・ウィークリー誌では、写真提供元のアーカイブで、チャップマンの写真にパターソンさんの名前が記載されていたためではないかと報じている。
前年に他界した映画業界の有名人を追悼する同コーナーでは、紹介されなかった故人の遺族から毎年のように非難の声があがる。今年も、おもにテレビで功績を残したギャリー・シャンドリングさんやフローレンス・ヘンダーソンさんが含まれなかったことで、やり玉に挙がっているようだ。授賞式の前日に死去したビル・パクストンさんも映像には含まれなかったが、プレゼンターのジェニファー・アニストンが哀悼の意を表明していた。
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