柳家喬太郎、初主演映画の初日挨拶での衣装に自虐「映画らしいですが、浮いております」
2017年2月18日 12:20
[映画.com ニュース] 人気落語家の柳家喬太郎が2月18日、初主演映画「スプリング、ハズ、カム」が公開された東京・新宿武蔵野館で、共演の「E-girls」の石井杏奈、お笑いトリオ「東京03」の角田晃広、柳川慶子とともに初日舞台挨拶を行った。
喬太郎は石井の父親役で、大学で独り暮らしを始める娘と広島から上京し、物件を探す過程で互いに父娘関係を見つめ直していく物語。全編、広島弁でのセリフとなったが、「僕らの世代の広島弁は、『叔父貴、タマとらんといけんじゃろうか』になってしまうので、柔らかく戦わないように気をつけました」と、「仁義なき戦い」シリーズをネタにして笑わせた。
この日は、ダウンにチェックのシャツ、チノパンという劇中とよく似たスタイルだが、すべて自前。「何しろ舞台挨拶も初めての経験なもので、ちゃんとした格好をするんだと控え室に入って初めて知りました。映画らしい格好ですが、浮いております」と自ちょう気味に話した。
撮影当時、16歳だった石井との共演には「大人気アイドルですから、とにかく加齢臭をさせないよう、毎日耳の裏まで洗っていました。うざい、キモいがないように心がけた」と細心の注意を払ったことを強調。対する石井は、初対面から「落ち着くなあと思いました」と好印象だったそうで、「うどんをすすったり、みかんを食べる芸をやってくれました。すごかった」と落語芸を称え、喬太郎を喜ばせた。
そして、喬太郎は「落語の時も同じですが、見終わった後に食べる物がおいしくなるよう、気持ちを浮かせてお楽しみください」とアピール。石井も、「お父さんやお母さん、お子さんに会いたくなるあったかい映画。文字通り春が来る作品なので体感してください」と笑顔で話していた。