マッツ・ミケルセン、吹き替え声優に敬意「過小評価されているが素晴らしい芸術」
2017年1月27日 16:10
[映画.com ニュース] ベネディクト・カンバーバッチ主演作「ドクター・ストレンジ」が1月27日、全国783スクリーンで公開された。同作に出演するデンマーク俳優マッツ・ミケルセンは、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで舞台挨拶に立った。
米マーベル・スタジオの新作は、元天才外科医スティーヴン・ストレンジが魔術の世界に足を踏み入れたことから、世界の存亡をかけた戦いに巻き込まれていくアクションアドベンチャー。主人公をカンバーバッチが演じ、ミケルセンは闇の魔術に傾倒する宿敵カエシリウスに扮した。
舞台挨拶には、日本語吹き替え声優を務めた井上和彦(カエシリウス役)、樋口可南子(エンシェント・ワン役)も登壇した。ミケルセンはデンマークでも吹き替え版が普及していると説明し、「本当にひとつのアート。声を映像に合わせると同時に、自分のものとして表現しなければいけない。僕も一度挑戦しましたが、とても難しかった」と告白。「素晴らしい芸術のひとつですが、過小評価されていると思います。なので、井上さんと樋口さんに大きな拍手を送ってください」と敬意を払った。
250人以上の観客に万雷の拍手で迎えられたミケルセンは、「41年前、10歳の頃の僕の人生は、マーベル・コミックスを読むことと、ブルース・リーになりきることで占められていました。40年後、監督のスコット(・デリクソン)から電話が来て、『マーベル映画でフライング・カンフーをやらないか』と誘われました。子どもの頃からの夢がかなったんです」と感無量の面持ち。また、大ヒット公開中の「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」では究極兵器デス・スター開発の重要人物を演じているが、「デス・スターについては、責任というか罪悪感を覚えますね」と冗談を交えながら、「大好きだったマーベルと『スター・ウォーズ』の映画に出演できたなんて現実とは思えないよ」と相好を崩した。
1年8カ月ぶり2度目の来日となったミケルセンは、「“ヤカタブネ”に乗って、お寺で住職さんに会いました」と滞在を楽しんでいる様子。SNSで寄せられた質問や、来場者の質問にもにこやかに回答し、格好よさの秘訣は「ミソスープ(みそ汁)とサシミ!」とリップサービスで場内を盛り上げた。
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