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「ホームレス」出演モデル、“元ホームレス”LiLiCoと家なし生活の秘けつを伝授!

2017年1月27日 15:00

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意気投合した様子の2人
意気投合した様子の2人

[映画.com ニュース] 米ニューヨーク・マンハッタンのビルの屋上で寝泊まりする異色のモデル兼フォトグラファーとして、ドキュメンタリー映画「ホームレス ニューヨークと寝た男」に出演したマーク・レイが来日。1月26日に東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で、5年間にわたり車中生活の経験がある映画コメンテーターのLiLiCoとトークを繰り広げた。

華やかなファッション業界に身を置きながら、6年間も“家なし生活”を行うレイの一風変わったライフスタイルに焦点を当て、ニューヨーク・ドキュメンタリー映画祭2014で、優れたドキュメンタリー作品に与えられるメトロポリス・コンペティション審査員賞を受賞した。

今回が2度目の来日となるレイは、「空港に着いたら20人ほどの女性ファンが待っていてくれたんだが、(『ラ・ラ・ランド』のプロモーションで来日した)ライアン・ゴズリングのファンだったんだね……」と語り、客席を笑いに包む。屋上生活の秘けつを問われると「ばれないために工夫が必要だった。そして、自身の心の葛藤を乗り越えること。現実を受け入れるための工夫だね」と明かし、「お金がなくても人生を楽しみたいと思っているんだ」とメンタル面の重要性を説いた。

一方のLiLiCoは、車中生活時代を振り返り「1番のどん底だから下はない。家はなくても夢はある、と思っていた」とレイに同調。「脳を工夫するしかない。真夏の洗濯物はボンネットに置いておくと早く乾くとか(笑)。成功するんだとマインドコントロールすることが大事」と語った。映画で描かれるレイのライフスタイルは自身の過去と重なる部分が多かったそうで「やっていることが全く一緒。公衆トイレで洗濯したり、真冬では凍り付くような水で叫びながら手や髪を洗っていた。電気屋さんに置いてあるテレビを見て、エンドロールのプロデューサーさんの名前をメモして電話していた」と体験談を明かした。

レイは、日本公開をきっかけにクラウドファンディングで資金を募り、日本での就職活動を進めている。「本作は、ゼロ予算で作った。撮影中は、監督と2人でコーヒーを分け合うような生活だったんだよ」と苦労の中での撮影だったが、「自分の私的な話を社会と共有できて、世界中から映画を見てくれた方がコメントをくれると、アーティストとして貢献できたのかなと思うよ。自分にとっての宝だ。次は、新しい形で自分の話を伝えたいな。ドラマ仕立てなどにしてね。そして、プロモーションでサントリーウイスキーのCMに出たい」と夢を膨らませる。LiLiCoは、そんなレイに「(雑誌の)『LEON』とか出たほうがいい! ちょい悪オヤジそのまんま」とアドバイスを送っていた。

サービス精神を随所に発揮し、観客の写真撮影のためにLiLiCoを先導してポーズを決めるなど交流を楽しんだレイは「人生においてつらかったら、映画監督に自分の話を撮ってもらう、という可能性があることを忘れないで! 誰にでも素晴らしいライフストーリーがあるんだ」と呼びかけていた。

ホームレス ニューヨークと寝た男」は、音楽をクリント・イーストウッドの息子でジャズベーシストのカイルが手がけている。1月28日から全国で順次公開。

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