武田梨奈、相次いだ外国映画への出演 金言を胸に夢から現実へ
2016年12月31日 12:00

[映画.com ニュース] 女優・武田梨奈の外国映画への出演が、近年増えている。インドネシア映画「BUSHIDO SPIRIT」は2014年に同国で400館規模で公開され、日本では公開に至っていないが昨年の第10回大阪アジアン映画祭で上映されている。現在も複数の作品の撮影で国内外を行き来している武田が、現在の心境を語った。
映画への憧れを胸に、オーディションに応募し続けた日々を経て、09年に「ハイキック・ガール!」で初主演を飾る。約7年半が経過し、出演本数は20本を超えたが、「今も気持ちは変わらないです。がむしゃらですから。映画のお仕事をたくさんやらせて頂いていますが、だからといって自信があるわけじゃなくて、ひとつひとつ全力でやろうという気持ちが大きい」と真摯な眼差しを注ぐ。
近年、自分の中で沸き起こった変化については自覚している。「海外の作品への意欲がすごく増えました。以前は『やってみたいな』という夢、憧れの気持ちが強かったのですが、いまは積極的に『やりたいです』と自分からアピールできるようになりました」。
その結果が「BUSHIDO SPIRIT」であり、現在も撮影中の日本・ミャンマー合作「Yangon Runway」だ。主演作だといい、「結果を出せずにもがいているモデルの女の子が、アジアで開催された大きな大会に出場し、決勝が行われるミャンマーへ向かうんです。そこからひと騒動あり、見ごたえある内容になると思います」だと明かす。前半パートは撮り終えたそうで、「残りのパートは2017年の前半に撮る予定。公開はさらに先になってしまいますが、ご期待いただきたいと思います」。
また、12月には約10日間、日本・アメリカ・インドの合作映画をインドで撮影した。タイトルは未発表だが、こちらも主演作。アクションが武田の真骨頂であることは事実だが、“静”の演技に関しても着実にキャリアを積み重ねてきたからこそ、各国の映画人の目に留まる機会が増えたことは言うまでもない。
17年以降も、「とにかく映画に携わっていたい」と意欲を新たにする。そして、辛い時には仕事がなく落ち込んでいた数年前に担当マネージャーから言われたことを思い出すようにしている。「『何歳まで芝居をしたい?』と聞かれたので『死ぬ間際まで』と答えたら、『じゃあ、今すぐブレイクしようとしなくていいよ』っておっしゃってくれたんです。それで一気に肩の力が抜けて、純粋に作品を愛して頑張ろうって思えるようになりました。私は地道に頑張って、徐々に結果を残していこうと。だから、去年の日本映画プロフェッショナル大賞の新進女優賞は、すごく嬉しかったんです」。この金言があるからこそ、武田は17年も立ち止まらずに歩みを進める。
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