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ファンキー加藤「我慢できなくて」武藤敬司のセコンド役でこっそり出演

2016年12月15日 20:19

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ファンキー加藤と門馬直人監督
ファンキー加藤と門馬直人監督

[映画.com ニュース]歌手のファンキー加藤が映画初出演を果たした「サブイボマスク」のDVD発売記念イベントが12月15日、東京・HMV&BOOKS TOKYOで開催され、加藤と、メガホンをとった門馬直人監督がトークショーを行った。「加藤さーん!」というファンの呼びかけに満面の笑みで応えていた加藤は「最初はあまりに未知の世界だったので出演をお断りする方向でした」と前置きしつつ「でも、撮影初日に『オファーを受けてよかったな』という感覚を抱きましたね。たくさんの思い出が詰まった作品です」と語った。

人気シリーズ「秘密結社 鷹の爪」などで知られるDLEが企画プロデュースを手がける本作は、実写、アニメ、音楽を融合させた異色作。熱血バカの主人公・春雄(加藤)が、マメカラ片手に自作の応援ソングをひたすら歌う覆面シンガー・サブイボマスクに扮し、地元のシャッター商店街に活気を取り戻そうと奮闘する姿を描く。「キャリアの中で初のコメディ作品」だという門馬監督は「撮影の途中から加藤さんに合わせて春雄のキャラを変更していきました。春雄は加藤さんの人柄を150%増しにしたイメージ」と裏話を披露した。

演技初挑戦となった加藤が「感情的になる場面は上手くつかめたんですが、普通に会話するシーンが難しくて」と撮影を振り返ると、門馬監督は「撮影初日、本当に力入りまくってたもんね」とツッコミ。「『これからセリフをしゃべるぞ!』って感じだったもん」と述べると、加藤は「監督、虚ろな表情を浮かべていましたね」と苦笑いを浮かべていた。

「特にお気に入りのシーンは?」と問われた加藤は、初代サブイボマスク役のプロレスラー・武藤敬司が出演する「プロレスのシーン」と回答。元々プロレスラー志望だったという加藤は「回想シーンなので、僕が出演するのはおかしいんですが、我慢できなくてこっそりセコンド役で出ています。ずっと『武藤ー!』って言っちゃってましたね」と興奮気味に告白すると、門馬監督は「声がよく響くから、編集で消すの大変だったんですよ」と苦労話を暴露していた。

この日は、DVD特典映像に収録されているメイキングを見ながら撮影の日々を思い返していた加藤と門馬監督。「田んぼで格闘するシーンで特注マスクが1つ使用不可能になった」「ヒロイン役の平愛梨ちゃんがかつら姿の温水洋一さんを見て笑いが止まらなくなっていた」と懐かしそうに話していた加藤は「大分で1カ月にわたって撮影していたので、キャストのチームワークは抜群でした」と明かしていた。

サブイボマスク」DVDは発売中。価格は4700円(税別)。

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