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自然体で紡がれる「続・深夜食堂」 小林薫が語る、7年続く“奇跡”とは

2016年11月6日 10:00

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自然体で語ってくれた小林薫
自然体で語ってくれた小林薫

[映画.com ニュース] 新宿の大ガード下をくぐり、煌々とネオン踊る“不夜城”歌舞伎町を横目にとらえたかと思いきや、視点はフッと、薄暗い路地にもぐりこむ。そこには小さな食堂「めしや」(通称:深夜食堂)の開店準備にいそしむマスターの姿があり、朴訥とした語りで観客を店内に誘ってくれる。ドラマシリーズ第1作がスタートしてから早7年。劇場版最新作「続・深夜食堂」(11月5日公開)でも、そのアバンタイトルは変わらない。主演の小林薫に話を聞くと、作品を支える“奇跡”が浮かび上がってきた。(取材・文/編集部)

安倍夜郎氏による人気漫画を、「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」の松岡錠司監督が実写化。2009年から14年までに計3作のドラマが放送され、15年1月に初の劇場版「映画 深夜食堂」が公開された。原作を含む一連の作品は“めしテロ”の言葉とともに好評を博し、特に台湾、中国、韓国などアジア圏での人気ぶりは目を見張るものがある。

「劇場版の続編はすごく嬉しいですね。なくなったり評判が悪いよりは喜ばしい」。小規模公開ながら興行収入2億5000万円のヒットを記録した前作から、約1年11カ月で続編が封切られるが、小林自身は控えめにそう明かす。というのも、胸のうちには「作品が僕らの手から離れている」という思いがあるからだ。

「ドラマが始まった当時、韓国ではネットでハングル字幕版が見られていると聞きました。こういうのを面白がるのかという気持ちがありました。去年は韓国版のドラマも始まり、今年は台湾でもつくっているらしい。正直、作品のどこがアジアの人々に届いたのか、もうひとつ実感がないですね。そういう意味で僕らの手を離れているんです」

本シリーズが人々の心をわしづかみにする要因のひとつは、のれんをくぐる客たちの人間模様ではないだろうか。今作ではレギュラーキャスト25人が顔をそろえており、小林は「懐かしい人と再会した気分はなくて、セットの中にスーッと入っていける。松岡監督も『そのまま馴染んでいて緊張感がない』って話していたよ。セリフのように雑談しているから」と笑った。

そんな客たちを、底知れない器と多彩な料理で歓待するのが、小林演じるマスターだ。主演ではあるが、小林は肩肘張らない自然体のスタンスを貫く。「(製作陣とは)シーンごとに『ここはどんな意味ですか』という関係性ではなくなっています。セットにいる限り、どんな状況でも受け入れられる気分です。どう見えているかは取りはらって、自然体で気にしないし、監督から『マスターのリアクションがほしい』と言われたら『あいよ、わかりました』と。『僕も積極的に絡みたい』とかはほとんどなくて、この作品は特にそうなってきましたね。その意味で、信頼関係は阿吽(あうん)に近い」。

そうした言葉の端々からは、本シリーズの肝はキャストによる自然体の演技であることがうかがえる。小気味いい会話や、素の感情の発露を無理なく引き出してくれるのは、松岡監督の演出はもちろん、美術監督・原田満生が妥協なく創出したセットや、フードスタイリスト・飯島奈美が提供するできたての料理だ。「普通の現場にいるのとは違う化学反応を、それぞれの役者が経験していると思います」と説明した。

10月21日からは新シリーズ「深夜食堂 Tokyo Stories」がNetflixで始まり、世界190カ国で配信されている。小規模の深夜ドラマがこれほどまでに成長した背景には、誕生の瞬間から続くスタッフ陣の押し付けがましくないプロ意識があり、小林はそれを“奇跡”と表現する。「深夜ドラマにもかかわらず、最初は粗があったのではなく、今と同じクオリティでスタートしているんです。それは奇跡的なことなんです。まあ、奇跡的と言っていたのは、松重豊くんなんだけどね(笑)」。

小林と松岡監督は、社会の理不尽を前にくず折れそうになった者が、マスターの人情と料理によって満たされ、弱々しくも再び歩きだすさまを繰り返し描いてきた。今作も、じんわりとしたぬくもりが観客を包み込む。人生の路地に迷い込んだときは、飽くなきこだわりが詰まった深夜食堂を訪れよう。きっと、マスターがいつものように迎えてくれる。

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