「タクシードライバー日誌」監督、インドネシアのトム・クルーズ起用に満足げ
2016年10月28日 16:30

[映画.com ニュース] 第29回東京国際映画祭で、国際交流基金アジアセンターによるアジア映画の特集上映「CROSSCUT ASIA」部門。3回目となる今年は「カラフル!インドネシア」を題し同国を代表する10作品を上映。10月28日、「タクシードライバー日誌」のテディ・スリアアトマジャ監督が、TOHOシネマズ六本木ヒルズでの上映後にティーチインを行った。
スリアアトマジャ監督は東京生まれ。自ら「親密さについての3部作」と題した3本を引っ提げての凱旋に、「いろいろな国のいろいろな方に見てもらえる体験は素晴らしい。多くの方に見ていただいて、とてもうれしい」と喜んだ。
「タクシードライバー日誌」はその第2作に当たり、第63回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門にも出品。タクシー運転手の青年が、借金返済のためにしょう婦をしている隣人の女性に思いを寄せていく過程が描かれており、「手掛けたことがないジャンルだったので、チャレンジしたかった。最初は1人の男が女性を救うシンプルな、スーパーヒーローの物語で、脚本は30ページほどしかなかったが、セクシュアリティや宗教観念を加えていった」と説明した。
タクシー運転手を演じたレザ・ラハディアンは、「インドネシアではトム・クルーズのような存在で、こんな低予算のアートハウスな映画は初めてだったが、すごく気に入ってくれて出演を即決してくれた」と満足げ。青年はしょう婦への思いが強すぎるあまりに、予想外の行動に出るが、「強く愛しすぎたり、宗教を信じすぎるという執着によって、人間は平常心を失うということを描きたかった。いかに人間は過酷な状況に追い込まれると、考えられないことをしてしまうんだよ」と明かしていた。
第29回東京国際映画祭は、11月3日まで開催される。
関連ニュース
トム・クルーズ、主演最新作でイニャリトゥ監督とタッグ! 規格外の大惨事コメディ「DIGGER ディガー」26年公開【特報】
2025年12月19日 19:00
映画.com注目特集をチェック
映画ラストマン FIRST LOVE
「ドラマの映画化か~」と何気なくつぶやいたら後輩から激ギレされた話「これ超面白いですから!!」
提供:松竹
BS12 年またぎ映画祭2025
【全部無料の神企画】筋肉・秒殺・脱獄・名作でストレス即・爆・散!! 1年の疲れを吹き飛ばそう!
提供:BS12
“愛と性”を語ることは“生きる”を語ること
【今年最後に観るべき邦画】なじみの娼婦、偶然出会った女子大生との情事。乾いた日常に強烈な一滴を。
提供:ハピネットファントム・スタジオ
アバター ファイヤー・アンド・アッシュ
【シリーズ完全初見で最新作を観たら…】「こんなに面白かったのか!!」「歴史を変える傑作」「号泣」
提供:ディズニー
「ズートピア2」「アバターF&A」「楓」など超注目作を“500円”で観る!
【知らないとめっっっっっっっちゃ損!】絶対に読んでから観に行って!!!!!
提供:KDDI
今年最大級に切なく、驚き、涙が流れた――
双子の弟が亡くなった。僕は、弟の恋人のために“弟のフリ”をした。
提供:アスミック・エース
ズートピア2
【最速レビュー】「前作こえた面白さ」「ご褒美みたいな映画」「最高の続編」「全員みて」
提供:ディズニー