「太陽を掴め」主演・吉村界人、中村祐太郎監督の魅力は「生命力」
2016年10月26日 19:00

[映画.com ニュース] 「雲の屑」(2015)で第27回東京学生映画祭のグランプリと観客賞をダブル受賞した中村祐太郎監督による長編劇映画「太陽を掴め」が10月26日、開催中の第29回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門で上映され、中村監督をはじめ主演の吉村界人、共演の松浦祐也、共同脚本の木村暉、髭野純プロデューサーがTOHOシネマズ六本木ヒルズでの舞台挨拶に出席した。
渋谷のライブハウスを舞台にした、高校時代からの同級生であるヤット(吉村)、タクマ、ユミカによる青春群像劇。キャスト陣には浅香航大、岸井ゆきのら若手実力派、古舘寛治、柳楽優弥ら個性豊かな面々が結集した。この日が初お披露目となっただけに、中村監督は「今日が世界初公開なので、とくとご覧頂きたいです」と喜びに満ちた表情を見せた。
一方、主演の吉村はやや緊張の面持ち。「この映画はみんなでつくっていて、スタッフ・役者全員が主人公です」と胸を張りながらも、「緊張する……」と弱々しく呟いた。そして、松浦は「スタッフも出演者も若く、古舘さんが最年長くらい」と話し、「若い座組だったので、これからの日本映画の希望となると思います」と期待を込めた。
今作がスタートしたのは、昨夏。学生時代からタッグを組み続けた中村監督と脚本・木村は、大学卒業直後に愛知・名古屋で助成金を得て別作品を製作していたが、完成後に「より衝動のまま突き進めるような作品をつくりたい」と思ったという。「雲の屑」が新宿で上映された際、2人はプライベートで来場していた吉村と「一緒に映画をつくろう」と意気投合し、髭野プロデューサーを加えた4人で企画を立ち上げた。
これまでの中村監督作に共感して参加したという吉村は、その魅力を問われると「監督が主役の人をすごい好きなんだろうな、と感じた」と語る。「俳優が愛されていて、主役の方も監督を愛していることを感じました。そういう愛のある映画がすごく好き」と目を細め、「映画もそうですが、会ったときに感じる生命力もすごく好きです」と最敬礼だった。
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