シド&ナンシー“最期の日々”に迫る音楽ドキュメンタリー、12月17日公開
2016年10月25日 08:00
[映画.com ニュース] 伝説のパンクロッカー、シド・ヴィシャスと恋人ナンシー・スパンゲンの激しくも刹那的な愛と、死別という衝撃的な最期を迎える生涯にフォーカスを当てたドキュメンタリー映画「SAD VACATION ラストデイズ・オブ・シド&ナンシー」が、12月17日に公開されることが決定した。あわせて、シドとナンシーが仲睦まじそうに肩を組む写真を使用したメインビジュアルを、映画.comが先行入手した。
今作は、2人の破滅的で激しい恋愛模様を映し出し、1978年NYのチェルシーホテルの100号室で遺体となって発見されたナンシーの不可解な死の真実を暴く内容になっている。「ザ・ライズ &フォールズ・オブ・クラッシュ」「Looking for Johnny ジョニー・サンダースの軌跡」などを手掛けたスペイン人監督ダニー・ガルシアがメガホンをとり、「ずっと2人に憧れて育ちました。でも、この映画を手掛けて初めて、彼らのことをようやく少し理解できた気がしています」とコメントを寄せている。
本編には、初公開となるシドとナンシーの秘蔵映像&写真や、彼らと親交のあったアーティストたちのインタビューを収録。ニューヨーク・ドールズのシルヴェイン・シルヴェインやピュアヘルのスティンカー、ザ・ビーガールズのメンバーとして活躍したシンシア・ロスらミュージシャンに加え、写真家のボブ・クーエン&リー・ブラック・チルダース、パンク・カルチャーの仕掛け人として知られるマルコム・マクラーレンらが、未だ謎の多いナンシーの死について言及している。
「SAD VACATION ラストデイズ・オブ・シド&ナンシー」は、12月17日から東京・新宿K's cinema、渋谷ユーロスペースほか全国で公開。