デビッド・リンチの祭典がLAで大盛況、気になる新「ツイン・ピークス」情報も?
2016年10月11日 12:00

[映画.com ニュース] デビッド・リンチ監督がキュレーションを務めるアートイベント「Festival of Disruption」が10月8、9日(現地時間)に米ロサンゼルスのエース・ホテルなどで開催され、映画上映や音楽ライブなど、数々のセッションが大盛況となった。カイル・マクラクランやアンジェロ・バダラメンティら、リンチ作品でおなじみの面々も日替わりで参加し、大喝采を浴びた。リンチ本人も登壇し、満場の観客に感謝の意を述べた。
このイベントは、ロサンゼルスの新たなランドマークのひとつで、ダウンタウンにそびえるエース・ホテルに付帯するシアターをメイン会場に、周辺の3会場で、映画、トーク、音楽ライブ、写真展、VRデモなど、合計20のセッションとインスタレーションを行うもの。今年の6月下旬に、リンチのTwitterで開催が告げられると、チケット発売日にソールドアウトとなる反響で話題になっていた。
新「ツイン・ピークス」の装飾で雰囲気満点となったエース・ホテルのメイン会場では、8日の正午に「エレファントマン」のリバイバル上映で開幕。引き続き、同作のプロデューサーを務めたメル・ブルックス(90歳)がリンチとの思い出を披露。他にも、9日にはカルト的名作「ブルー・ベルベット」のメイキング映像を集めたドキュメンタリー長編「Blue Velvet Revisited」が全米プレミア上映され、カイル・マクラクランやローラ・ダーンがリンチとの仕事を楽しく振り返るなど、リンチのファンにはたまらない内容で会場は大いに盛り上がった。

そして、9日の午後10時30分から予定されていた、同イベントの最終セッション「The Music of Twin Peaks」の開始直前、デビッド・リンチ本人がステージ上にサプライズ登場。「今日来てくれた皆さんに感謝するためにここに来たんだ。それから、新『ツイン・ピークス』に関する最新の情報も伝えないといけないし……」と語ったところで、場内からは割れんばかりの拍手喝采。しかし、長い拍手がなりやむと「あ、そろそろ時間になっちゃった。じゃあ、皆さんごきげんよう!」と会場を後にし、場内はため息と爆笑に包まれた。
イベントの主催者から正式な発表はないものの、この大盛況を受け、リンチがキュレーションするイベントは2017年も行われる模様。そして、新「ツイン・ピークス」は、同じく17年の5月からShowtimeでオンエアされる予定。日本での放映やディスク発売などについては、まだ何も発表されていない。
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