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クロアチア紛争を背景に3つの時代・3組の男女の愛を描いたカンヌ受賞作「灼熱」予告編

2016年9月29日 17:00

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カンヌ映画祭ある視点部門審査員賞受賞作
カンヌ映画祭ある視点部門審査員賞受賞作
(C) Kinorama, Gustav film, SEE Film Pro

[映画.com ニュース] 2015年・第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門の審査員賞受賞作「灼熱」のポスタービジュアルと予告編が公開された。

1991~95年にかけてクロアチアのユーゴスラビア連邦からの分離独立をめぐり、国内のクロアチア人とセルビア人の民族対立が激化したクロアチア紛争を背景に、3つの時代、3組の男女のラブストーリーを同一の俳優たちが演じた。悲劇を乗り越え、時代を越えてつむがれる希望の力、憎しみの連鎖を断ち切る若き恋人たちの揺るぎない愛がつづられる。昨年の東京国際映画祭では、ワールド・フォーカス部門で「灼熱の太陽」のタイトルで上映された。

予告編では、セルビア人女性とクロアチア人青年を主人公にした3つの物語が紹介される。紛争がぼっ発した1991年のパートは一夜にして敵同士となり悲運をたどるイェレナとイヴァン、紛争終結後の2001年は互いの民族を憎しみながら激しく引かれ合うナタシャとアンテ、平和が戻った2011年は過去の憎しみを乗り越えようとするリヤとルカが描かれている。3パートをすべて同一のキャストが演じたことで、時代や民族の隔たりを越えたひとつの愛が強調される。

メガホンをとったクロアチア出身のダリボル・マタニッチは、ボスニア・ヘルツェゴビナのエミール・クストリッツァや、ダニス・タノビッチの系譜を継ぐ次世代の旗手として注目される。10代で紛争を経験し、今なお悲劇の傷跡が残る故郷を見つめ、「私たちはいま、SNSを通じて世界中で毎日のように憎しみの感情を目にします。誰かに対して憎しみの感情を抱くのは、本当に幸せなことなのでしょうか」とメッセージを寄せた。

灼熱」は11月から東京・シアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開。

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