スティーブン・キング「IT」映画版、第1部が撮了 2017年9月全米公開
2016年9月28日 12:00
[映画.com ニュース] 米ワーナー・ブラザースと米ニューラインが進めている、スティーブン・キングの傑作長編小説「IT」の映画版の第1部の撮影がこのほど終了したことが明らかになった。
1986年に発表された「IT」は、幼い頃に体験した得体の知れない恐怖(IT=それ)と再び対峙するべく、故郷の町に戻ってきた7人の主人公の姿を描いたホラー小説。原作は子ども時代と大人になってからの2部構成で、映画も同様の2部作として企画されている。原作では子ども時代が1950年代、大人時代が80年代の設定だが、今回の映画版の舞台は現代で、子ども時代が80年代となる。第1部は2017年9月8日の全米公開を予定。
第1部には、「ヴィンセントが教えてくれたこと」のジェイデン・リーベラー、Netflix「ストレンジャー・シングス」のフィン・ウルフハードら子役のほか、殺人ピエロのペニーワイズ役でスウェーデン出身の俳優ビル・スカルスガルド(「シンプル・シモン」)が出演する。
メガホンをとるのは、ジェシカ・チャステイン主演のホラー映画「MAMA」をヒットさせたアルゼンチン出身のアンドレス・ムシェッティ。ちなみに、第1部のクランクアップを記念して、プロデューサーでアンドレスの姉でもあるバルバラ・ムシェッティが、インスタグラム(@ barbaramus)にペニーワイズのイメージ画像や撮影現場の模様をアップしている。
なお、「IT」の劇場映画化は今回が初めてだが、90年に米ABCが制作したミニシリーズ(「IT イット」)があり、同シリーズでティム・カリーが演じたペニーワイズは、見る者すべてをピエロ恐怖症にさせるほどの強烈なインパクトをもたらした。