声優界のレジェンド「鉄腕アトム」の清水マリ、手塚治虫との思い出語る
2016年9月21日 15:00

[映画.com ニュース] 奈良市で開催中の「第4回なら国際映画祭2016」の企画「星空上映会」で9月19日、「鉄腕アトム 宇宙の勇者」が上映され、アトムの声を担当した声優の清水マリがトークを行った。
「みなさーん、お元気ですか? 奈良まで飛んできました」とアトムの声で挨拶。春日野園地での野外上映が行われたが、台風の接近に伴いこの日の会場はあいにくの小雨模様。レインコートを着て会場に集まった子ども連れの家族に「雨が降らないように頑張りましょう!」と呼びかけた。
手塚治虫原作の「鉄腕アトム」は、1963(昭和38)年にフジテレビで放送された国内初の連続長編テレビアニメで、近未来、高度に科学の発達した地球で、十万馬力の高性能ロボット「アトム」が宇宙を舞台に活躍する。「鉄腕アトム 宇宙の勇者」は3本の作品を劇場用に再編集した作品。
高校卒業後に、劇団に入って役者を目指していたという清水は、裏方業が続く中で「外国映画が日本に入ってきて、お芝居をやっている人が劇場内でセリフを言うという仕事が入ってきた。これがきっかけで声優というお仕事が入ってくるようになった」と、声優という職業がなかった時代に、声の仕事のキャリアをスタートさせたきっかけを明かす。
初のアフレコは、昭和34年頃に、リールと呼ばれる18分のテープで録音したそう。「一度間違えるとやり直し。なので、すごく大変だった」と述懐。今は声優1人1人録音しているが、その当時は出演者全員で撮っていたと振り返る。
フジテレビでの放送決定後、手塚さんの推薦で清水が正式にアトム役を務めることになったそうで、「プロット版のアトムの声優を初めてした時に、手塚治虫さんにアトムに命が宿ったと言って頂いて、やっと認められたと思って嬉しかった」と、漫画界の神様とのエピソードを披露した。
「第4回なら国際映画祭2016」は、9月22日まで奈良市ならまちセンター、春日野園地、奈良県文化会館、ホテルサンルート奈良ほかで開催。
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