堂本剛「銀魂」高杉晋助役で12年ぶり映画出演!佐藤二朗、安田顕らも参戦
2016年9月19日 05:00
[映画.com ニュース] 小栗旬主演、福田雄一監督・脚本で人気漫画を実写映画化する「銀魂」に、「KinKi Kids」の堂本剛が出演していることがわかった。カリスマ性と達人級の剣技を持つ高杉晋助に扮し、「ファンタスティポ」以来約12年ぶりの銀幕復帰を果たす。
累計発行部数5000万部を突破した、空知英秋氏による同名漫画が原作。宇宙からやってきた天人(あまんと)が台頭するパラレルワールドの江戸を舞台に、向上心ゼロの怠け者だが侍魂を堅持し続ける坂田銀時(小栗)が、志村新八(菅田将暉)や神楽(橋本環奈)らとともに、身の回りで起こる様々な事件に挑む姿をコミカルに描く。
堂本が演じる高杉は、銀時のかつての仲間で、現在は攘夷過激派武装集団「鬼兵隊」を率いて“最も危険な男”と恐れられる役どころ。福田監督とはドラマ「33分探偵」などでタッグを組んだ旧知の仲なだけに、「『堂本剛に悪役を演じさせたい』と言われ、キザでクールな高杉と僕のギャップをどう埋めてプラスにするのか監督と話し合いを重ねる内に、出演が決まっていました」と語り、「人気キャラを演じる重圧に耐えながら撮影に臨みました。正直、エリザベスがやりたかった……」とジョーク交じりに明かしている。
さらに銀時と高杉の激しいアクションシーンもあり、小栗の提案により韓国のアクション演出チームを招へいし撮影したという。堂本は「殺陣は10代ぶりでしたし、何せ小栗くんは背が高いので大変でした」と吐露し、三味線を弾く場面については「座って練習していたところ、監督から撮影2日前に『立って弾いてほしい』と言われて、本当無茶ぶりばかりで……」と振り返っている。
また新井浩文、佐藤二朗、菜々緒が鬼兵隊の隊員、安田顕と早見あかりが刀鍛冶屋の村田鉄矢&鉄子兄妹を演じることも発表された。“人斬り以蔵”役の新井は「福田組なのに、『銀魂』なのに、うちはギャグゼロで戦っていたので不安と不満と疲労の3つでした」と話し、策略家・武市変平太役の佐藤は「福田にとっておそらく最初で最後の大作ですので、まあ奴を支えてやるか的な気持ちで参加しました(笑)」と常連らしいコメントを寄せる。二丁拳銃の使い手・来島また子役の菜々緒は、「繊細なデザインで衣装を手作りして頂きましたし、私自身も役に少しでも近づけるように頑張りました」と手応えありの様子だ。
一方で安田は、「原作でも描かれているように、とにかく大きな声をだすことを意識して演じましたが、いざやってみると結構難しかった」と苦労を明かす。そして早見は、「鉄子を演じるにあたり、実際の刀鍛冶の仕事場に行き、本物の刀に触れたりして勉強させて頂きました」と胸を張っている。「銀魂」は、9月上旬にクランクアップ。2017年に全国で公開される。
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