次のアカデミー賞、司会を務めるのは誰?
2016年9月6日 12:00

[映画.com ニュース] 2017年2月に行われる第89回アカデミー賞の司会を誰が務めることになるのか、同賞を主催する映画芸術科学アカデミーの動向に注目が集まっていると、ハリウッド・レポーター紙が報じている。
同団体のシェリル・ブーン・アイザックス会長とドーン・ハドソンCEOが授賞式中継のプロデューサーを選定後、プロデューサーを務める人物が司会を選考することになるが、現時点ではいずれも決まっていない。第88回アカデミー賞授賞式は、映画プロデューサーのレジナルド・ハドリンとスポーツ中継のベテランであるデビッド・ヒルがプロデューサーを務め、司会を人気コメディアンのクリス・ロックが担当。「白すぎるオスカー」(#OscarsSoWhite)としてバッシングを浴びたなかでの実施とあって、過去8年間で最低の全米視聴者数を記録している。
ハドリンとヒルが再びプロデューサーに就任する可能性はあるものの、ロックは辞退を表明している。アカデミー賞授賞式の司会は、重圧がかかるのに対して収入が少ないとして人気のあるコメディアンほど敬遠しがちだ。ゴールデングローブ賞の司会を3年連続で務めたティナ・フェイとエイミー・ポーラーも、「アカデミー賞は絶対にやらない」と公言しているほどだ。
前回のアカデミー賞も、当初はロックと女性コメディアン、エイミー・シューマーのダブル司会として企画されていたが、後にシューマーが降板した経緯がある。現時点で最も可能性が高いのは前回のアカデミー賞で、短編ドキュメンタリー部門のプレゼンターとして喝さいを浴びたルイス・C・Kだが、知名度がそれほど高くない。そのため、最新作「セントラル・インテリジェンス(原題)」で共演したコメディアンのケビン・ハート、人気アクションスターのドウェイン・ジョンソンによるダブル司会という案も浮上しているという。
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