「ウォーキング・デッド」は犯罪捜査ドラマになる可能性があった!?
2016年9月6日 12:00

[映画.com ニュース] 米ケーブル局AMCで放送中の大ヒットドラマ「ウォーキング・デッド」が、他局で放送された場合、まったく違った内容になっていた可能性があったとエンターテインメント・ウィークリー誌が報じた。
「ウォーキング・デッド」は、ロバート・カークマンのコミックを「ショーシャンクの空に」のフランク・ダラボン監督がドラマ化した作品。ウォーカーと呼ばれるゾンビだらけになった世界で、安住の地を求める主人公たちの姿を描くサバイバルドラマだ。
ゾンビを題材とした作品ということもあり、放送局を探すのに苦戦を強いられたようだ。エディンバラ国際テレビフェスティバルに出席した制作総指揮のゲイル・アン・ハードは、米主要ネットワークNBCに持ち込んだ際、「ゾンビが出なきゃだめか?」と難色を示されたことを告白。その後、同局はゾンビが劇中に登場することは承認したものの、通常の犯罪捜査ドラマの体裁に当てはめるよう指示。刑事のリック(アンドリュー・リンカーン)やダリル(ノーマン・リーダス)が、ゾンビ事件を捜査するドラマに作り替えることを検討していたようだ。
その後、「MAD MEN」や「ブレイキング・バッド」など野心的なドラマを手掛けるAMCが興味を示したことで、原作を尊重したドラマが実現したという。同作は米ケーブル局の最高視聴率記録を次々と更新し、ネットワーク局NBCの大半のドラマよりも好成績を記録している。
「ウォーキング・デッド」シーズン7は、10月23日に全米放送をスタートする。
関連ニュース





