難攻不落の壁、ヒマラヤ・メルー峰に挑んだ男たちのドキュメンタリーが大みそかに劇場公開
2016年9月4日 08:00

[映画.com ニュース] 難攻不落の「世界一の壁」とも言われるヒマラヤ・メルー峰シャークスフィン登頂の模様を捉えたドキュメンタリー「MERU メルー」が、大みそかの12月31日から公開されることが決まった。
ナショナル・ジオグラフィックの山岳カメラマンでドキュメンタリー映像作家、そしてトップクライマーでもあるジミー・チン監督が、2008年10月、著名なアルピニストのコンラッド・アンカー、レオン・オズタークとともにメルー峰に挑戦。当初7日間を予定していたツアーは、倍以上の日数にわたる一大チャレンジとなった。
エベレストの山頂からスキーで滑走した数少ないスキーヤーのひとりでもあり、アートとアドベンチャーの活動双方を両立させるチン監督が、製作、出演、撮影も一手に担い、わずか2台の小さなカメラで、難攻不落の壁に立ち向かう様を詳細に記録。究極の環境下で生まれる人間関係や生死に関わる決断など、大自然の猛威を前に、クライマーたちが自身の内なる声に耳を澄まし、打ち勝ち、不可能と言われる高さを、精神と肉体ともに乗り越えていく様が克明に描き出されていく。
複雑なクライミングテクニックと超人的なメンタリティを必要とする、世界最難ルートのひとつとされる頂上を目指す男たちの姿が見る者を圧倒し、15年のサンダンス映画祭で観客賞を受賞。プロのクライマーが見ても、山岳記録として貴重な価値を持つ映像になっているという。
12月31日から新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー、109シネマズ二子玉川ライズほかで全国公開。
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