R・エメリッヒ監督が同性愛者権利活動の転換点を描く「ストーンウォール」今冬公開
2016年8月26日 12:00
[映画.com ニュース] ローランド・エメリッヒ監督のメガホンで、米国における同性愛者の権利運動の転換点として知られる“ストーンウォールの反乱”を映画化した「ストーンウォール」が、今冬に公開することが決定。あわせて、日常的に警察に理不尽な暴行を受けるなど、過酷な日々を送るセクシュアル・マイノリティの姿が収められた予告編が完成した。
ストーンウォールの反乱は、1969年6月28日、米ニューヨークにあるゲイバー「ストーンウォール・イン」で行われた警察の手入れに対し、その場に居合わせた同性愛者たちが反抗し暴動に発展した事件。最終的に2000人以上の同性愛者と400人の警官が衝突したと言われており、同性愛をめぐる権利活動や差別撤廃運動が加速していくきっかけとなった。
米インディアナ州に暮らす青年ダニーは、ゲイであることで両親に見放されたうえに恋人にも裏切られ、追われるように大都市ニューヨークにたどり着く。そこで、体を売って生きるゲイたちのギャングを率いるレイや政治活動家のトレバーと出会い、それぞれがたくましく生きる姿に触発されていく。しかし一方で、セクシュアルマイノリティに対する迫害や差別は激化していく。
自身もゲイであることを公表しているエメリッヒ監督は、米ロサンゼルスのゲイ&レズビアンセンターを訪れた際に、ホームレスの40%がセクシュアルマイノリティの若者であるという統計に衝撃を受け、今作の企画を開始。この問題を世間により広く知らせるために、映画人としての技術をいかに用いるかを考えたと明かし、「自分自身がゲイだから、すべての疑問に自分が答えられると思った」と語っている。
「ストーンウォール」は、ダニー役を英国の新鋭ジェレミー・アーバイン、レイ役をジョニー・ボーシャン、トレバー役をジョナサン・リース=マイヤーズが演じている。今冬、東京・新宿シネマカリテほか全国で公開。
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