「ソウ」ジェームズ・ワンが伝授する「大ヒットホラー映画を作る5つの法則」
2016年8月16日 12:00

[映画.com ニュース] 「ソウ」「インシディアス」「死霊館」などの大ヒットホラー映画の監督であり、プロデューサーとしても今年「ライト/オフ」を大ヒットさせたホラーの鬼才ジェームズ・ワン。低予算で製作するため利益率が高く、かつ評論家の受けも良いホラー映画作りに定評のあるワン監督が、その極意を米Indiewireとのインタビューで明かした。
ワン監督による、商業的に成功する優れたホラー映画を作るための5つの法則は以下の通り。
1. 低予算で十分
少ない予算で怖い映画を作れないとしたら、ホラーというジャンルには向いていない。限られた資金でものを作ろうとすることで、人はクリエイティブになれる。ホラーのように特定のコンセプトを何度もリサイクルする必要のあるジャンルでは、そのクリエイティビティが重要だ。ワンは「ホラーが特別なのは、ほんのちょっとしたことで大きなインパクトを生み出せるという点にある。恐怖を煽る“ドアのきしむ音”を作るのに、費用は要らないでしょう?」と話す。
少ない予算で怖い映画を作れないとしたら、ホラーというジャンルには向いていない。限られた資金でものを作ろうとすることで、人はクリエイティブになれる。ホラーのように特定のコンセプトを何度もリサイクルする必要のあるジャンルでは、そのクリエイティビティが重要だ。ワンは「ホラーが特別なのは、ほんのちょっとしたことで大きなインパクトを生み出せるという点にある。恐怖を煽る“ドアのきしむ音”を作るのに、費用は要らないでしょう?」と話す。
2. 古典的な要素をひっくり返してみる
ワンが用いるテクニックのひとつが、古典的なホラー映画の仕掛けにひねりを加えて、ユニークで新しいストーリーテリングの手法を生み出すというもの。たとえば「インシディアス」は、実際は幽霊屋敷でもなんでもないところで“幽霊屋敷もの”を作ろうとした作品であり、「ソウ」は“密室もの”を他に類を見ないような作品に仕上げたものだという。
ワンが用いるテクニックのひとつが、古典的なホラー映画の仕掛けにひねりを加えて、ユニークで新しいストーリーテリングの手法を生み出すというもの。たとえば「インシディアス」は、実際は幽霊屋敷でもなんでもないところで“幽霊屋敷もの”を作ろうとした作品であり、「ソウ」は“密室もの”を他に類を見ないような作品に仕上げたものだという。
3. 印象に残るセットや小道具を作る
見終わったあとに観客がずっとそのシーンについて語り、考察したくなるような印象的なセットや美術、小道具を作ることは非常に重要なポイント。
見終わったあとに観客がずっとそのシーンについて語り、考察したくなるような印象的なセットや美術、小道具を作ることは非常に重要なポイント。
4. 定石を壊す
現代の映画ファンは、昔と違って多くのホラー映画を鑑賞する機会があり、ホラーの定石や映画文法をよく理解しているとワンはいう。したがって、そうした慣れた観客の期待を裏切り、常に定石を壊す試みが必要だ。
現代の映画ファンは、昔と違って多くのホラー映画を鑑賞する機会があり、ホラーの定石や映画文法をよく理解しているとワンはいう。したがって、そうした慣れた観客の期待を裏切り、常に定石を壊す試みが必要だ。
5. 原始的な恐怖に訴える
誰しも、子どもの頃に感じた恐怖というものがあり、大人になってもふとした瞬間にその恐怖がフラッシュバックすることがあるだろう。暗闇への恐れというのもそんな原始的な恐怖のひとつで、たとえば「ライト/オフ」はその点をまさに突いたところが傑作だとワンは指摘する。
誰しも、子どもの頃に感じた恐怖というものがあり、大人になってもふとした瞬間にその恐怖がフラッシュバックすることがあるだろう。暗闇への恐れというのもそんな原始的な恐怖のひとつで、たとえば「ライト/オフ」はその点をまさに突いたところが傑作だとワンは指摘する。
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