ロマン・ポランスキー監督、オリビエ・アサイヤス脚本の新作製作へ
2016年7月29日 12:00

[映画.com ニュース] ロマン・ポランスキー監督とフランスのオリビエ・アサイヤス監督が初タッグを組み、仏女性作家デルフィーヌ・ドゥ・ビガンの長編小説「D’apres une histoire vraie(実話に基づく、の意)」の映画化を企画していることがわかった。
日本でも「ノーと私」「リュシル: 闇のかなたに」の2冊が翻訳されているドゥ・ビガンが2015年に発表した同小説は、スランプに陥った小説家と、その小説家につきまとうファンの関係を描く。ドゥ・ビガンの小説は自伝色が強い作品が多く、本作もタイトル通り、実体験を下敷きにしているとされる。
英ガーディアン紙によれば、ポランスキーが監督、アサイヤスが脚本を務めることになっている。キャストその他の詳細は未定。ポランスキーは、数年前から19世紀末のフランスで起こったスパイ冤罪事件、通称「ドレフュス事件」の映画化を企画しているが、進展が見られないようで、先に本作に着手する可能性があるようだ。ポランスキー監督は、2013年の「毛皮のヴィーナス」以来新作を撮っていない。
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