米ソニー&パラマウント、アガサ・クリスティ伝記映画を準備中
2016年7月5日 12:00

[映画.com ニュース] ミステリーの女王として知られる英作家アガサ・クリスティを題材にした映画企画が、ハリウッドで2本同時に進行中だとハリウッド・レポーター紙が報じた。
1890年生まれのクリスティは、デビュー作「スタイルズ荘の怪事件」から「アクロイド殺し」「オリエント急行の殺人」「そして誰もいなくなった」といった話題作を連発。長編から中・短編、戯曲など100を超える作品を発表し、1976年に85歳で死去した。
ソニー・ピクチャーズは「アガサ・クリスティ(原題)」、パラマウント・ピクチャーズは「アガサ(原題)」というタイトルの伝記映画を準備中で、いずれも若き日のクリスティに焦点を当てる。ソニーは「リリーのすべて」でアカデミー賞助演女優賞に輝いたアリシア・ビカンダー、パラマウントは人気女優エマ・ストーン(「アメイジング・スパイダーマン」)を候補にしているという。ただし、映画化実現にはクリスティの遺産管理団体から許可を取得する必要がある。
現在、クリスティ原作「オリエント急行殺人事件」のリメイク準備が進められているが、製作する20世紀フォックスは権利を取得するまでに7年間を要したといい、すぐに企画が始動することはなさそうだ。なお、12年にAcorn Media Groupが遺産管理団体の過半数を獲得し、有名エージェンシーのウィリアム・モリス・エンデバーと契約を締結して以来、クリスティ作品の映像化企画が活発化している。
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