長瀬智也、クドカン映画ヒットに戸惑い!?「リアクションに困る」
2016年7月4日 19:02
[映画.com ニュース] 長瀬智也主演の映画「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」の大ヒット御礼舞台挨拶が7月4日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、長瀬をはじめ共演の神木隆之介、メガホンをとった宮藤官九郎監督が出席した。
今作は宮藤監督作史上最高のオープニング成績を記録し、初週のランキングでは首位を獲得。公開から9日間で累計観客動員約50万人、興行収入約6億7000万円を突破した。MCから“鬼ヒット”を祝福されたものの、登壇陣は一様に「数字聞いてもピンとこない」と首を傾げ、長瀬は「監督とはいくつもの作品をやってきましたけども、数字的に褒められるのが初めてなので、リアクションに困る」と打ち明けた。
それでも、宮藤監督が「本当にそうなんですよ。今まで報われなかったから」と話せば、長瀬は「どんな時も同じ気持ちでやってきましたし、鬼ヒットしてくれた作品が、ずっとやってきたコメディなので、そこをすごく嬉しく思います。良かったですね!」と感慨深げ。一方の神木も「それだけ、映画の僕が拷問されているシーンが見られていると思うと、複雑な気持ちですけど、感謝の気持ちでいっぱいです」と喜んだが、「宣伝がまだまだだなと思ったことがある」という宮藤監督は、「公開した後に仙台へ行った時、声かけられて『クドカンだ! あれ、見るよ。トゥギャザー・トゥギャザーって映画』と言われました」と告白し客席を沸かせた。
さらにこの日は、主題歌「TOO YOUNG TO DIE!」を会場全体で合唱する企画が実施された。「忌野清志郎さんのTシャツを着てきたので、歌う気満々ですよ」(長瀬)、「僕もカート・コバーン的なネルシャツですから」(神木)と宣言した2人が全力でシャウトすると、会場は大盛り上がり。その熱狂ぶりに、長瀬は「皆さん、ひとり残らず地獄行きです。映画館がライブハウスと化しましたね!」と笑顔を見せ、「最初の『マザファッカー!』をいきなり全力で歌ったので、クラッとなりました」と上機嫌で語っていた。
宮藤監督が脚本も手がけたオリジナル作品。修学旅行中にバスの転落事故で命を落とした高校生・大助(神木)が、地獄専属ロックバンド「地獄図(ヘルズ)」のボーカル&ギターを務める赤鬼・キラーK(長瀬)の特訓を受け、現世に生き返ろうと奮闘する姿を描いた。
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