英国が誇るガーデニング大会ゴールドメダリストが来日、明治神宮&盆栽に感動
2016年7月1日 06:00
[映画.com ニュース]ロンドンで毎年開催され、100年以上の歴史を誇るガーデニング大会「チェルシー・フラワーショー」で、2002年にゴールドメダルを獲得したランドスケープデザイナーのサクセスストーリーを描いた「フラワーショウ!」が、7月2日から公開される。主人公のモデルとなったメアリー・レイノルズ氏が初来日し、映画.comのインタビューに応じた。
「チェルシー・フラワーショー」は、エリザベス女王が総裁を務め、英国王立園芸協会が主催する、世界最古にして最高峰の催し。チャールズ皇太子をはじめとする王室関係者や多くの著名人が訪れることで知られている。映画はそのショーに挑む主人公の姿をテンポよく描く、爽快感あふれる物語だ。鮮やかな英国ガーデンの風景をはじめ、エチオピアやアイルランドの大自然までスクリーンで堪能できる。
元々は無名だったメアリー氏。コネも何もない状態でショーに挑んだ当時は、困難の連続だった。「それでもめげずに立ち向かって行けたのは、たくさんのエネルギーを自然からもらっていたからです。樹々や草花、土、水、すべてと自分はつながっている。そう感じることが、常にパワーの源でした」と振り返る。
主人公・メアリー役には、全米ヒットのドラマ「シェイムレス 俺たちに恥はない」で一躍人気となったエマ・グリーンウェル。信頼するパートナー、クリストファーを演じるのは、実力派若手俳優として注目を集めているトム・ヒューズだ。「エマは撮影前に私を尋ねてくれました。話し方や歩き方を直に吸収して、それらを上手に監督のアドバイスとミックスさせています。一方、トム演じるクリストファーは、実際とやや違うキャラクターなんです。けれどとっても魅力的。2人とも素敵なお芝居を見せてくれていて、すごく気に入っています」
初めての日本の印象は、「自然と人とのつながりが強いことにビックリしました。大都会の東京ですが、これらの結びつきがしっかり感じられる文化だと思います」と感動をあらわに。取材の合間に訪れた東京・原宿の明治神宮についても触れ、「なんて素晴らしい所なんでしょう! そこにある樹々、建物、歩道などすべてがスピリチュアル。日本人にとっていかに重要な所なのか、体中で感じました」と述べ、自然の生命力をデザインに反映させる、メアリー氏らしい感性をうかがわせた。
また、明治神宮で展示されていた盆栽との出合いについても、熱い思いがあふれ出す。「重厚な存在感にビックリ。樹齢300歳、500歳のものもあり、一つ一つ強烈な個性を持っていたんです。私はどんな風に盆栽が育てられるか知らないけれど、彼らがエナジーを発しているのを感じました。完全に心を奪われましたね」と感激の面持ち。
映画は本国に先駆けた公開となる。「作品に浸って、自然とのつながりの大切さを改めて感じてくれたら嬉しいですね」と述べ、公開を待ち望む笑顔を見せた。「フラワーショウ!」は、7月2日より全国公開。
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