宮部みゆき作「模倣犯」、中谷美紀主演で初ドラマ化!テレ東が現代風にアレンジ
2016年6月28日 07:00

[映画.com ニュース] 作家・宮部みゆき氏の「模倣犯」がテレビ東京で初めてテレビドラマ化され、中谷美紀が主演することが発表された。中居正広主演、森田芳光監督作の映画版以来、約14年ぶりの映像化。時代設定を携帯電話やSNSが発達した現代にアレンジし、前代未聞の“劇場型犯罪”を映し出す。
1995~99年に「週刊ポスト」(小学館刊)で連載、2001年に単行本化され、単行本・文庫本の累計発行部数が420万部を記録した「模倣犯」。未曾有(みぞう)の連続誘拐殺人事件をめぐる被害者・加害者両家族、警察、マスコミ、犯人らの視点から、劇場型犯罪を重層的に描く。
ドラマ「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」などのコミカルな演技や、舞台「猟銃」での熱演が記憶に新しい中谷が、事件を追うルポライター・前畑滋子役に扮する。連続誘拐殺人事件の第一発見者である少年・塚田真一や、孫娘を殺された有馬義男と関わりながら、マスコミを通じて世間を挑発し続ける犯人に迫るという役どころだ。
テレ東ドラマ初出演の中谷は、「虐げられた人間の心を徹底的に描いた原作が素晴らしい」と最敬礼で、「原作の世界観を大切にしつつ、(演出の)松田秀知監督はじめ、素晴らしいスタッフの皆さん、キャストの皆さんと、より豊かな物語となるように、大切に演じていきたいと思っています」と意欲をみなぎらせる。そして「スリルも味わっていただけると同時に、犯罪に巻き込まれた人々のやりきれない思いに、胸を打たれるのではないでしょうか」と語り、「最後には心にじんわりと温かく、切ないものがこみあげてくるような作品になるはずです」とアピールしている。
また、滋子役を演じるにあたり「テレビの視聴者だったり、新聞や雑誌の読者の方々に、一番目線が近い存在なのだと思います」と説明。大事件に身を投じながらも、自分にルポが書けるのかと苦悩する場面もあるだけに、「(映画化もされた)『エリン・ブロコビッチ』のように、いち主婦が何かを覆してみるというところが、視聴者の皆さんも共感しやすいキャラクターではないかと。夫とともに婚家の工場に住んでいますし、思いっきり庶民派です」と話し、「この作品のもっとも愛すべきところは、凄惨な事件が繰り広げられるけれど、その一方で、市井のこつこつと生きている人々の日常を、ものすごく愛おしく描いているところ。そんな日常の尊さをお伝えできたらいいなと思っています」と胸中を述べている。
特番ドラマ「模倣犯」は、テレビ東京で今年放送予定。共演陣は、順次発表される。
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