湯山玲子&ペヤンヌマキ、尾行とセックスは似ている?「二重生活」ギリギリトーク展開
2016年6月22日 14:30

[映画.com ニュース] 門脇麦、長谷川博己、菅田将暉、リリー・フランキーが顔をそろえた「二重生活」の“R15”女性限定試写会が6月21日、都内で行われ、著述家の湯山玲子氏とAV監督で劇団「ブス会*」を主宰するペヤンヌマキ氏が、本作のエロティシズムについてトークを繰り広げた。
直木賞作家・小池真理子氏の同名小説を、NHK特集ドラマ「ラジオ」で文化庁・芸術祭大賞を受賞した岸善幸監督が大胆に脚色して映画化。ゲームグラフィックデザイナー・卓也(菅田)と同せい中の大学院生・珠(門脇)は、修士論文の担当教授・篠原(リリー)から、自分と何の利害関係もない1人の対象を追いかけて生活や行動を記録する“哲学的尾行”の実践を提案される。珠は、自宅マンションの隣に住む編集者の石坂(長谷川)の尾行を開始し、他人の生活をのぞき見る行為にのめり込んでいく。
湯山氏は開口一番「(劇中の)尾行は完全にセックスのメタファー」と持論を展開。「尾行して内面に入っていく。セックスも尾行と同じく、相手の本能に触れてしまう行為」という言葉に、鑑賞したばかりの女性客は同調。一方のペヤンヌマキ氏は、尾行シーンを挙げて「このカメラアングルを痴漢ものの追跡シーンで自分もよく撮るなと思った。(対象を)追いかけて撮るのは実物以上に魅力的に見える」と監督目線で語った。
湯山氏は劇中で描かれる珠と卓也のラブシーンを“ニュー濡れ場”と評し「20代のセックス。大学生のときってあんなんだよね」とリアル度を称賛。本作や「ジョゼと虎と魚たち」を例に挙げ、「女性の性事情がここ4、5年、インターネットの普及によって変わってきた。女性は物語性があった方が色っぽさを感じる。日本映画界もそのあたりをわかっていて、昨今の邦画は本番にいたるまでのラブシーンがねちっこく、男優さんがすごくいい」と俳優の“本気度”に言及した。長谷川については「関係性の中で、男が女に欲情していくさまがうまい。堪能させていただきました」とうっとり。その後も過激なトークで会場を笑いに包んでいた。
「二重生活」は、6月25日から全国公開。
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