トム・ヒドルストン、米歌手伝記映画で歌声披露!「アイ・ソー・ザ・ライト」10月公開
2016年6月21日 17:00

[映画.com ニュース] 英俳優トム・ヒドルストン主演で、米カントリー歌手ハンク・ウィリアムスの生涯を映画化した「アイ・ソー・ザ・ライト」が、10月に公開されることが決定した。ヒドルストンは猛特訓の末、劇中で使用されるウィリアムスの曲すべての歌唱を自ら担当し、歌声を披露している。
映画は、“ルーツ・オブ・ロック=ロックの父”と呼ばれ、アメリカの音楽史に大きな影響を与え29歳で他界したウィリアムスの輝かしい成功と、その裏で犠牲になった私生活を描く。歌手を夢見る妻(エリザベス・オルセン)と息子との幸せな生活を送っていたウィリアムスだったが、音楽活動が順調に進むにつれ家族との溝は深まっていった。シンガーとして優等生であることを求めるレコード会社と家庭に翻弄され、女性やアルコールに逃げる日々を送りながらも、ありのままの自分を歌に込め続けた。
ウィリアムスは、1923年にアラバマ州モンゴメリーに生まれ、10代の頃にキャリアをスタート。シンガーソングライターとしての才能を開花させる。しかし、アルコールやドラッグを多用し、53年1月1日に心臓発作のため他界した。シンガーソングライターとして活躍した6年間で、11曲がビルボードのカントリー&ウェスタン・チャートで第1位を獲得し、後にエルヴィス・プレスリー、ボブ・ディラン、ジョニー・キャッシュ、「ローリング・スト-ンズ」のキース・リチャーズらにより歌い継がれている。
「アイ・ソー・ザ・ライト」は、「トゥモロー・ワールド」「TIME タイム」のプロデューサー、マーク・エイブラハムが製作・監督・脚本を兼ねた。10月1日から東京・新宿ピカデリーほか全国で公開。
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